「今のままでいいかな」
そんなふうに思うことって、ありませんか?
毎日がそれなりに安定していて、大きな問題もない。
わざわざ失敗するかもしれないことに挑戦しなくても、今の生活は続いていく。
もちろん、安心できる場所を持つことは大切です。
でも、安心できる状態にずっといることと、自分の力を十分に発揮できていることは、実は同じではないのかもしれません。
「楽な状態」がいつもベストとは限らない
新しいことを始めるとき、私たちはつい「もう少し準備してから」と考えてしまいます。
情報発信なら、
「もっと勉強してから投稿しよう」
「もっと文章が上手くなってから発信しよう」
「もう少し自信がついてからやろう」
そんなふうに考えてしまう。
でも、準備をしている間は失敗しません。
誰かに何かを言われることもないし、自分の未熟さを見せる必要もない。
だから、とても楽なんですよね。
ただ、その「楽な状態」にいる限り、自分がどこまでできるのかを知ることもできません。
少し緊張するくらいがちょうどいい
心理学には、ロバート・ヤーキーズとジョン・ドッドソンの研究に由来する「ヤーキーズ・ドッドソンの法則」という考え方があります。
簡単にいうと、適度な緊張や覚醒があるときにはパフォーマンスが高まりやすい一方で、緊張やストレスが強くなりすぎると、逆にパフォーマンスが低下しやすいというものです。
つまり、
「まったく緊張していない状態」
でも、
「強いストレスで追い込まれている状態」
でもない。
その間にある、ちょうどいい緊張感がポイントになります。
これは、日々の行動にも当てはまる気がします。
「ちょっと怖い」は、成長のサインかもしれない
たとえば情報発信をしていると、
「こんなことを書いたらどう思われるかな?」
と不安になることがあります。
投稿ボタンを押す直前に、少しドキドキする。
でも、その感覚があるからこそ、自分の考えを外に出すことができます。
もちろん、強い不安や苦痛を無理に我慢する必要はありません。
大切なのは、無茶をすることではなく、ほんの少しだけ安心できる場所から外へ出てみることです。
昨日までなら避けていたことを、一つだけやってみる。
それだけでもいい。
「ちょっと緊張するけど、やってみようかな」
このくらいの感覚が、ちょうどいいのかもしれません。
小さな挑戦を繰り返す
最初は少し怖かったことでも、一度やってみると、
「なんだ、やってみたら大丈夫だった」
と思えることがあります。
すると、次はもう少しだけ先へ進める。
その繰り返しで、以前は「無理」と思っていたことが、いつの間にか普通にできるようになる。
成長って、案外こういう小さな変化の積み重ねなのかもしれません。
大きな目標を立てて、一気に自分を変える必要はありません。
「今日は一つだけ、少しだけ怖いことをやってみる」
それくらいで十分です。
無理をすることとは違う
ここは間違えたくないところです。
「成長するためには、苦しいことを我慢しなければいけない」
という話ではありません。
強いストレスを抱えたまま頑張り続ければいいわけでもない。
疲れているなら休む。
余裕がないなら立ち止まる。
安心できる場所に戻ることも必要です。
そのうえで、少し元気が戻ってきたら、また一歩だけ外へ出てみる。
安心と挑戦。
この両方を持っておくことが大切なんだと思います。
今日、少しだけ「居心地の悪いこと」をやってみる
もし最近、
「やろうと思っているのに、なかなか動けない」
と感じているなら、大きなことを始めなくても大丈夫です。
まずは、自分にとって「ちょっとだけ緊張すること」を一つ探してみる。
いつもより一歩だけ早く行動する。
自分の考えを投稿してみる。
誰かに連絡してみる。
後回しにしていたことを一つ終わらせる。
そのくらいでいい。
大切なのは、完璧にできることではありません。
自分の力を試せる場所に、一歩出てみること。
安心できる場所は、いつでも戻れる場所として残しておけばいい。
でも、ときどきそこから外に出てみる。
その「ちょっとした居心地の悪さ」の中に、今まで気づかなかった自分の力が眠っているのかもしれません。
まとめ
「楽な状態」と「成長できる状態」は、必ずしも同じではありません。
無理をする必要はないけれど、少しだけ緊張するくらいの挑戦を取り入れてみる。
その小さな一歩を繰り返しているうちに、自分でも知らなかった力に気づけることがあります。
今日もし「ちょっと怖いけど、やってみようかな」と思うことがあるなら、その感覚を大切にしてみてください。
もしかすると、その小さな違和感こそが、次の自分へ進む入り口なのかもしれません。
