今日の出来事などを

甘くてほっとする味、給食の「ミルメーク」の日

給食当番が配った牛乳の横に、小さな袋が置かれていた。その瞬間、教室がざわめく。「今日はミルメークだ!」その言葉を聞いたときの嬉しさは、今でもよく覚えている。ミルメークは、牛乳に入れる粉。ただそれだけなのに、子どもにとっては特別な魔法のような...
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銀色の食器に入った「カレーシチュー」の湯気に心が躍った日

四時間目の終わりが近づくと、廊下の向こうからいい匂いが漂ってきた。その匂いを感じた瞬間、私は「今日はきっとカレーだ」と胸が弾んだ。教室の窓から差し込む光の中で、給食当番がワゴンを押してくる。大きな鍋から立ち上る湯気を見ただけで、子どもだった...
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給食当番の白い帽子と、ちょっとした誇らしさ

給食当番の日は、いつもより少しだけ背筋が伸びる。白い帽子をかぶり、マスクをつけると、なんだか大切な役目を任されたような気分になる。子どもの頃は気づかなかったけれど、給食当番はみんなのための仕事だった。パンを配り、牛乳パックを並べ、食缶を運ぶ...
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コッペパンを半分こ、友達と笑った給食の思い出

給食の時間には、なぜか友達との距離がぐっと近くなる。みんな同じ机を囲んで、同じメニューを食べる。その時間が、子どもの私にはとても楽しかった。コッペパンは大きく見えても、食べていると意外とすぐになくなる。だけど、友達と半分ずつ分けたりすると、...
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ストローで飲む牛乳パックが、ちょっと大人に感じた日

トレーの上に置かれる四角い牛乳パック。横には細いストロー。子どもの私にとって、その組み合わせは少しだけ特別な感じがした。ビンではなく、ストローで飲む牛乳は、なんだかちょっと大人になったような気分だった。今思うと、牛乳の味はきっと同じだったの...
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コッペパンの香りで始まる、昭和の楽しい給食時間

給食の時間が近づくと、教室の空気がどこか浮き立ってくる。廊下から運ばれてくる食缶の音、給食当番の足音。そしてトレーの上に置かれる、ふわっとしたコッペパン。小麦のやさしい香りが広がる。その瞬間、「ああ、給食の時間だな」と胸が温かくなる。コッペ...
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ポケットのコッペパンと、犬との秘密の約束

給食のコッペパンは、時々少しだけ残してしまうことがあった。でも捨てるのは、なんだかもったいない気がした。家の近くには、よく会う犬がいた。大きくておとなしい犬で、私のことを覚えているようだった。残ったパンをポケットに入れて持ち帰る。家の近くの...
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休んだ友だちへ、コッペパンを届ける小さな使命

学校を休んだ友だちがいると、どこか教室が寂しく感じた。机が一つ空いているだけなのに、不思議と静かな気持ちになる。給食のコッペパンは、休んだ子の分も残される。そして近所に住んでいるクラスメートが届ける役目になる。子どもながらに「大事な仕事」を...