新鮮なスナップエンドウで楽しむ、シャキシャキ感と自然の甘さ！

水滴をまとった緑のさやに包まれたスナップエンドウをかじると、口の中に爽やかな食感と自然の甘さが広がります。

この野菜は、豆が苦手なお子さまでも気に入る美味しさです。

スナップエンドウを美味しくいただくには茹で方が重要です。

お湯を沸かして、少し塩を加えてから1分間だけ茹でるのがベスト。

茹でたら、先端と筋を取り除いてさらに美味しくなります。

特に4月から5月がスナップエンドウの旬です。

色鮮やかな緑色で豆がぎっしりと詰まっているものを選びましょう。

絹さやのような食感とグリンピースのような甘みが合わさったスナップエンドウは、短時間で茹でることで、その味わいを最大限に引き出すことができます。

ぜひ、この季節に楽しんでみてください。

スナップエンドウとスナックエンドウ、何が違うの？

春になるとスーパーの野菜コーナーが鮮やかな緑色でいっぱいになりますね。
その中でも、ジューシーで食感がしっかりしているスナップエンドウは、手軽に楽しめて人気です。

「スナップエンドウ」と「スナックエンドウ」という名前、混同してしまうことありませんか？

スナップエンドウは1970年代にアメリカから来た品種で、「スナップピー」とも呼ばれています。「スナップ」は「ポキッと折れる」という意味で、「ピー」はエンドウ豆のこと。

筋が簡単に取れるので、料理が楽になります。
一方、スナックエンドウという名前は、日本の種苗会社が付けたもので、スナックのように気軽につまめることからきています。

一度食べ始めると止まらないおいしさです。
実は、これらは同じ野菜を指す名称です。

1983年以降、農林水産省が「スナップエンドウ」という名前を使うことを推奨しており、今では一般的にこの名前で知られていますが、「スナックエンドウ」という種もまだ存在します。

この野菜はグリーンピースを改良した品種で、豆が大きくなってもさやが硬くならず、丸ごと食べられるのが魅力です。

筋を取るだけでOKなので、茹でたり、炒めたり、揚げたりといろいろな料理で楽しめます。
春の季節にぴったりの味をぜひ楽しんでくださいね。

スナップエンドウの保存方法

スナップエンドウをお買い上げ後、一番手軽な保存方法は、ポリ袋やジップロックに入れて冷蔵庫の野菜室で保管することです。

この方法なら、大体2〜3日は鮮度を保つことができます。

保存する際には、いくつかのスナップエンドウをキッチンペーパーでくるんでから袋に入れると、余計な湿気を防げます。

冷凍保存のコツ

スナップエンドウの冷凍保存には、生のままと加熱後の2通りの方法があります。

生のまま冷凍する場合、まずは筋を取り除きます。
その後、ジップロックバッグに入れ、空気を抜いてしっかりと封をして冷凍庫に入れてください。

この方法であれば、スナップエンドウは約2週間保存することができます。

スナップエンドウを冷凍する前に加熱して保存する方法

スナップエンドウを冷凍保存する前に、少し固めに塩茹ですることがポイントです。

加熱した後は、キッチンペーパーで水分をしっかり拭き取り、食べやすいサイズに分けてラップで包み、ジッパーバッグに入れて冷凍庫へ。

この方法で保存すれば、約1ヶ月間は新鮮な状態を保つことができます。
茹でて冷凍すると、スナップエンドウの鮮やかな色も保つことができます。

具体的には、スナップエンドウのヘタと筋を取り除いた後、熱湯で10秒間茹でてすぐに冷水で冷やし、冷凍用の保存袋に入れて冷凍します。

また、生の状態で筋を取った後、同じように冷凍用保存袋に入れ、空気を抜いてから冷凍する方法も効果的です。

これらの方法で冷凍したスナップエンドウは、解凍せずにそのまま煮物やスープに加えることができます。

スナップエンドウの筋取り方法

スナップエンドウは絹さやよりも筋が太いため、取り除く際には少し注意が必要です。

筋を取るときは、ヘタを折ってから始めると良いでしょう。
これは、水が豆の中に入らないようにし、茹でた後の水切りがスムーズに行えるためです。

筋の取り方は以下の通りです。

スナップエンドウの一端からもう一端にかけて、太い筋が見えますので、ヘタの部分をポキッと折ります。

その後、ヘタから先端に向かって筋をゆっくりと引っ張りながら取り除きます。
次に、ヘタ側の反対側からも筋がある場合、それを爪でつまみ、先端に向かって引っ張って取ります。

この方法で、スナップエンドウの両側の筋を効率よく取ることができます。
特にヘタ側から筋を取り始めると、筋が太く硬い部分から処理できるため、作業がしやすくなります。

野菜は根元から先端に向かって成長するため、根元の方が一般的に硬くなります。
ですから、スナップエンドウも根元の方から筋を取り始めることをお勧めします。

スナップエンドウの茹で方

スナップエンドウを美味しく茹でるためには、まず筋を取ることから始めましょう。
加熱後に筋を取ろうとすると、筋が取りにくく、豆が開いてしまったりすることがあります。
だから、茹でる前に筋を取るのがおすすめです。

【茹で方】
スナップエンドウを茹でる際は、水が豆の中に入らないようにヘタの折れた部分を確認します。

１．鍋に1〜1.5リットルの水を沸騰させ、塩を山盛り1杯加えます。
この塩がスナップエンドウの味を引き立てます。
２．沸騰したお湯にスナップエンドウを入れ、2分から2分半茹でます。
スナップエンドウは茹でると浮き上がりやすいので、落し蓋をして均等に茹で、
時々箸で軽く動かしながら調理しましょう。

これで、シャキシャキとした食感のスナップエンドウが楽しめますよ。

スナップエンドウの冷やし方と水切りのコツ

スナップエンドウを茹でた後は、すぐに冷水につけてさっと冷ますのが一般的です。
ただ、ざるに上げるだけでは、豆の中の空洞部分に水が残ることがあります。

この余分な水が料理の味を薄めたり、食感を損ねたりする原因になるので、しっかりと水切りをすることが大切です。

スナップエンドウを数本ずつ持ち、ヘタ側を下にして強く振ると、効果的に水を飛ばすことができます。

冬は普通の水道水で冷やしても大丈夫ですが、夏など暑い時期には氷水で急速に冷やすと色鮮やかさを保ちながら茹で過ぎを防げます。

さらに料理で水気が気になる場合は、キッチンペーパーや布でヘタ側を軽く叩いて水分を吸い取るといいでしょう。

水分をきちんと切ったスナップエンドウは、必要に応じて半分に切って料理に使うと便利です。
しっかり水切りをして冷蔵保存すると、約2日間は鮮度を保つことができます。

スナップエンドウを開くコツと注意点

スナップエンドウはレストランでサラダやパスタに使われる際、食べやすくするためや見た目に変化をつけるために豆を開いて使うことがよくあります。

この方法では、味がよく絡み、見た目も豊かになります。

スナップエンドウを開くときは、茹でた後の曲がった部分に指をかけて優しく開くと、中の豆がきれいに半分に分かれて理想的な見た目になります。

さらに、筋を取るタイミングも重要です。

茹でた後に筋を取るとスナップエンドウが自然と開いてしまうことがあるため、茹でる前に筋を取り除くのがおすすめです。

そうすることで豆がきれいにまとまります。

スナップエンドウは絹さやより筋が太いので、特に柔らかく調理する際には筋が気になりがちです。より良い食感を得るためには、ヘタを取るときに先端から筋をしっかり除去すると良いでしょう。

スナップエンドウの和風ディップレシピ（2人分）

まず、スナップエンドウ7〜8本のヘタと筋を取り除きます。
その後、少し塩を加えた沸騰したお湯で1分間茹で、ザルに上げて水気を切ります。

これを皿に盛りつけ、大さじ1の味噌と大さじ1/2の蜂蜜を混ぜたディップを添えて、食べるときにつけて楽しみます。

カリカリ食感！スナップエンドウの鰹節和え（2人分）

材料
・スナップエンドウ80g
・鰹節３g
・白だし 小さじ１
・塩小さじ1/2

作り方
１．スナップエンドウのヘタを折り、筋を取ります。
ヘタと本体がつながっている部分をゆっくり引っ張りながら筋を除去します。
もう一方の筋も同様に爪でつまんで取り除きます。
２．スナップエンドウを軽く洗った後、少量の塩を加えた沸騰したお湯で2分間茹でます。
３．茹でたスナップエンドウを冷水でさらし、水気を切るために逆さまにしてペーパータオルで
外側を拭き取ります。
４．ボウルに茹でたスナップエンドウと鰹節を入れ、さっと混ぜ合わせてから白だしを
全体にかけて絡めれば完成です。

これで、スナップエンドウの新鮮な甘みと鰹節の旨味が楽しめる
一品ができあがります。
お弁当にもぴったりのメニューです。

麦味噌にんにくマヨネーズディップの作り方

材料
・麦味噌小さじ2
・マヨネーズ大さじ3
・にんにく（すりおろし）少量

作り方はとても簡単です。全ての材料をよく混ぜ合わせるだけ。
このディップと塩茹でしたスナップエンドウを組み合わせることで、いつものおかずが特別な味わいに変わります。

にんにくは控えめに加えることで、味に深みが出るので、
お弁当に入れても喜ばれますよ。

スナップエンドウとエビのタルタルサラダレシピ

材料
・スナップエンドウ7本から8本
・むきエビ100g
・卵3個
・マヨネーズ大さじ3から4
・塩、コショウ各適量

作り方
１．エビの背わたを取り除いた後、沸騰したお湯で約30秒茹で、すぐに氷水で冷やします。
２．卵を沸騰したお湯にそっと入れ、8分間茹でた後、氷水に移して冷やします。
エビを茹でたお湯を再利用するのも一つの方法です。
３．ゆで卵は包丁で切らず、手で大まかに割り、軽く塩コショウを振りかけます。
４．スナップエンドウは筋を取り除き、半分にカットします。
エビ、ゆで卵と共にボウルに入れ、マヨネーズでざっくりと和えます。

スナップエンドウは春が旬で、市場にたくさん出回る時期です。
見た目がぷっくりとしていてさやがきれいなものを選ぶと良いでしょう。
キッチンに常備しておくと、さまざまな料理に使えて便利です。