今日の出来事などを

雪と朝刊のぬくもり

今朝は目が覚めた瞬間、障子越しの光がやわらかく部屋を包んでいた。冬の朝にしては珍しく、陽射しが穏やかで、布団の中で深呼吸をしただけで心まで少し軽くなる。けれど、生まれ故郷北海道の家は少し奥にあった。冬の季節は外へ出れば一面の雪景色で、現実の...
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夕暮れのこたつ時間

日が傾くのが早い冬の夕方、外の空気は一段と冷たくなる。遊びから帰ると、家の中にはみかんの皮の匂いとこたつのぬくもりが待っていた。昭和のこたつは木枠が重く、布団も分厚かった。電源を入れると、赤いヒーターの光がぼんやりと灯る。足を入れた瞬間、冷...
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霜柱を踏んだ通学路

冬の朝の通学路は、吐く息が白く、道ばたの草は霜で真っ白になっていた。足元をよく見ると、土の上に細い氷の柱がびっしりと立っている。霜柱だ。それを見つけると、わざと遠回りしてでも踏みに行った。ザクッ、ザクッと心地よい音がして、足の裏に冬が伝わっ...
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冬の台所の湯気

朝の冷え込みが厳しい日は、台所の光景がいっそう愛おしく感じられる。昭和の我が家の台所は土間続きで、足元から冷気が忍び込んできた。それでも、かまどに火が入ると空気は一変する。薪がぱちぱちとはぜ、鉄鍋のふたがかたかた鳴り、湯気が白く立ちのぼる。...
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石炭ストーブのぬくもり

今朝はずいぶん冷え込み、吐く息が白く見えるほどの寒さだった。温度計は4℃を指している。それでも空は澄みわたり、冬の陽射しがやわらかく差し込んでいた。こういう朝は、寒さの中にもどこか清々しさがあってうれしくなる。縁側のガラス越しに日向ぼっこを...
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凍てつく朝に思い出がほどける

凍った水道管、残り湯の湯気、茶の間に集まる家族。今朝の出来事は、次々と昔の記憶を呼び起こした。昭和の冬は、寒さが身に染みる分、人の温もりが際立っていたように思う。便利ではなかったが、その不便さを共有することで、家族の距離は自然と近づいていた...
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娯楽は一つで足りていた

映画館に行くのは特別な日で、日常の娯楽といえば、やはりテレビだった。ゲームも動画もない時代、選択肢は少なかったが、不満を感じたことはない。むしろ、その限られた中で楽しむ工夫を、自然と身につけていたように思う。テレビ番組が始まるまでの時間、家...
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茶の間に流れる雪の便り

朝食のあと、自然とテレビの前に家族が集まった。ブラウン管の奥から流れてくるニュースは、東北や北海道の大雪を伝えている。画面いっぱいに映る雪景色と、アナウンサーの落ち着いた声が、茶の間に静かに広がった。今のようにチャンネルを頻繁に変えることは...