
給食の時間になると、教室の空気が一気に明るくなる。
黒板の前に並べられたアルミの食缶、パンの箱、牛乳のケース。
その光景を見るだけで、胸がワクワクしていた。
「今日は当たりの日かな?」
そんな期待を、みんなが心のどこかで持っていた。
昭和の小学生にとって、給食は一日の中でも特別な時間だった。
ある日、クラスでこんな話になった。
「給食で一番好きなのって何?」
すると、あちこちから声が飛び交う。
カレー!
揚げパン!
ミートソース!
ソフト麺!
そうだ、昭和の給食には
子どもたちを本気で喜ばせるメニューがたくさんあった。
自然と頭の中で
「人気ランキング」が出来上がっていった。
私は思わず、紙にランキングを書き出してみた。
昭和の給食人気ランキング(個人的)
1位 カレーライス
2位 揚げパン
3位 ソフト麺ミートソース
4位 クジラの竜田揚げ
5位 フルーツポンチ
書きながら、あの頃の匂いまで思い出す。
カレーの日の教室の香り。
揚げパンの砂糖がこぼれる机。
ソフト麺をミートソースに入れる瞬間のワクワク。
思い出すほど、懐かしい。
「今日カレーだって!」
朝から誰かが言うと、教室はお祭り状態だった。
「やったー!」
「今日は当たりの日だ!」
今思えば、
あんなことで全員が喜べた時代って、とても幸せだったのかもしれない。
明るい気持ちになる言葉:
思い出の味は、人生を少し温かくしてくれる。

