
昼休みのソフトボールで、みんなが一番頼りにしていた友達がいた。
それは、グローブを持ってくる子だった。
その友達が校庭に現れると、みんなが一斉に声をかける。
「来た来た!」
その瞬間、ゲームが始まる空気になる。
当時の子どもたちは、みんながグローブを持っていたわけではない。
だから、持っている子はちょっとしたスターだった。
でも、面白いことに、その子は必ず誰かに貸してくれる。
「次使っていいよ」
そんな一言で、みんなが嬉しくなる。
私は順番を待ちながら、外野に立つ。
ボールが飛んでくると、夢中で追いかける。
転びそうになりながらも、なんとか捕ろうとする。
捕れたときは、本当に嬉しかった。
「ナイスキャッチ!」
「今のすごかった!」
「次、俺バッター!」
その声を聞くたびに、心がどんどん楽しくなった。
明るい気持ちになる言葉:
誰かの優しさが、みんなの笑顔を作る。
