
給食当番の日は、いつもより少しだけ背筋が伸びる。
白い帽子をかぶり、マスクをつけると、なんだか大切な役目を任されたような気分になる。
子どもの頃は気づかなかったけれど、給食当番はみんなのための仕事だった。
パンを配り、牛乳パックを並べ、食缶を運ぶ。
そんな小さな役割が、教室の給食時間を作っていたのだと思う。
私はコッペパンの入ったカゴを持って、机の列を回る。
一人ずつパンを配り、牛乳パックも並べていく。
みんなが「ありがとう」と言ってくれると、ちょっと嬉しくなる。
「はい、コッペパンどうぞ。」
「ありがとう!」
「牛乳も忘れないでね。」
そんなやり取りをしながら、給食の準備が進んでいく。
みんなが食べ始めると、教室の中に笑顔が広がる。
あの白い帽子をかぶった時間は、
子どもの私にとって、小さな誇りだった。
明るい気持ちになる言葉:
小さな役目でも、人は誇らしい気持ちになれる。

