
懐かしさに胸がじんわり温まる。
あの頃の私は、未来の自分を知らなかった。でも、不安はなかった。
雪合戦は、ただの遊びではなかった。
仲間を信じること、勇気を出すこと、失敗しても笑うこと。
人生に必要なことを、私は雪の中で学んでいた。
今朝、庭に積もった雪を見て、思わず小さな雪玉を作ってみた。
指先に伝わる感触は、あの頃と変わらない。
「じいちゃん、何してるの?」孫が笑う。
「昔を思い出してるんだよ」
「一緒にやろう!」
雪玉が小さな手から飛んだ。
私は、少し本気になった。
昭和の北海道。
寒さの中で育った私の心は、いまもどこかで熱い。
あの雪原で走った少年は、いまも確かに、私の中にいる。
明るい気持ちになる言葉:
思い出は、歳を重ねるほど輝きを増す。
