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夜の締め日記

窓の外は暗く、遠くの家の灯りがぽつりぽつりと並んでいて、その光を眺めていると、どこか懐かしいような、安心できるような気持ちになります。
こんばんは。
夜になると、家の中がすっかり静まり返り、一日をゆっくり振り返る時間になります。

窓の外は暗く、遠くの家の灯りがぽつりぽつりと並んでいて、その光を眺めていると、どこか懐かしいような、安心できるような気持ちになります。

入院していた2024年の11月頃のことを思い返していました。

あの頃は、病室の天井を見つめながら、「早く家に帰りたいな」「自分の布団で眠りたいな」と何度も思っていました。

静かすぎる病院の夜は、身体の痛みよりも心の落ち着かなさのほうがつらかった気がします。

だからこそ、いま、こうして自宅で過ごす夜は、静けささえもありがたく感じるのです。

若いころ、茅ヶ崎に住んでいた時代のこともふと思い出しました。

加山雄三さんが大好きで、若大将シリーズを何度も観て、歌を聴き、コンサートにも足を運び、ついには茅ヶ崎にアパートを借りてしまったという勢いの良さ。

江の島のアリーナに光進丸を見に行った時の海風の匂いまで、いまでも鮮明に覚えています。

人生には、ほんの少しの勇気で扉が開く瞬間がありますね。

写植オペレーターとして会社を起こした時も、歩き遍路で八十八ヶ所を巡った時も、そうでした。

遍路道の途中の風や、道端で見た花、最後に高野山で二泊した時の静けさ──その全部が、いまの自分の支えになっています。

夜は、明日のためにゆっくり身体を休める時間。足のリハビリも焦らず、でも着実に続けていこうと思います。

今日という一日をご一緒してくださって、本当にありがとうございました。
心から感謝しています。

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