
スキーは簡単ではなかった。
最初は思うように止まれず、転んでは雪に埋もれた。
顔に雪をかぶり、冷たくて涙が出そうになったこともある。
けれど、不思議と泣かなかった。
なぜなら、周りもみんな転んでいたからだ。
「大丈夫か?」と声をかけ合い、手を引き合って立ち上がる。
その瞬間、仲間という存在の心強さを知った。
先生は遠くから見守りながら、「自分で立て」と声をかけた。
あの言葉は冷たくない。信じてくれているからこその言葉だった。
雪の斜面を何度も滑るうちに、少しずつバランスが取れるようになる。
うまく滑れた一本は、誇らしかった。
人生もきっと同じだ。転ぶことを恐れていては、前には進めない。
あのスキー山で、私は「挑戦する心」を学んだ。
あれは遊びではなく、小さな人生の授業だった。
明るい気持ちになる言葉:
転ぶことを怖がらなくなったとき、世界はもっと広くなる。

