
夜になり、一日の終わりがゆっくりと近づいてきた。
外は静かで、遠くの音もほとんど聞こえない。
今日はクリスマスイブだが、賑やかさとは無縁の、落ち着いた夜だ。
それがかえって、自分らしい過ごし方のように感じられる。
一日を振り返ると、特別な出来事はなかった。
それでも、朝の静けさ、昼の穏やかさ、夕方の温かな灯りと、心に残る場面が確かにあった。
こうして書き留めることで、その一つひとつが、確かな記憶として残っていく。
年を重ねるにつれ、「何かを得ること」よりも、「今あるものに気づくこと」のほうが大切になった。健康であること、日々を無事に終えられること、過去を振り返り、感謝できる心があること。
それらは決して当たり前ではなく、静かに積み重ねてきた時間の結果なのだと思う。
布団に入る前、今日という日を、穏やかに終えられることに感謝した。
明日が特別でなくてもいい。
ただ、今日と同じように、心を落ち着けて過ごせる一日であれば、それで十分だ。
明るい気持ちになる言葉:
静かな夜に感謝できることが、何よりの幸せなのかもしれない。

