
授業中は静かに座っていたのに、休み時間になるとどうしてあんなに体が軽くなったのだろう。
机をガタガタと動かしながら、「次なにする?」と顔を寄せ合う。
計画なんてない。けれど、それがよかった。
校庭は固く踏み固められた土。
転べば膝をすりむいた。でも、痛みよりも「もう一回!」の方が強かった。
鉄棒では、低いの、中くらいの、高いのと三種類あって、みんな自分の身長に合わせて挑戦した。逆上がりができた瞬間のあの誇らしさ。友達ができたときは、自分のことのように嬉しかった。
「やったな!」
その一言が、どれほど温かかったか。
競争はあった。でも、比べ合うよりも励まし合っていた気がする。
できないことは恥ずかしくなかった。挑戦することが、当たり前だったから。
大人になると、失敗が怖くなる。
けれど、あの頃は違った。転んでも笑われるのではなく、手を差し伸べられた。
あの土の匂い。あの夕方の赤い空。
全部が、私の中に今も残っている。
心は、年を重ねても走れる。あの頃のように、ただ前へ、ただ楽しく。
明るい気持ちになる言葉:
心に、いつでもスニーカーを。
