
夕方になると、心は自然と振り返りの姿勢に入る。
今日の自分はどうだったのか、何ができて、何ができなかったのか。
空が次第に色の変化を感じながら、胸の中にも同じように、濃淡のある感情が広がっていった。
達成できたことよりも、できなかったことの方が、どうしても強く意識に残る。
もっとこうすればよかった、あの時ああ言えたのではないか。
そんな思考が、夕方の冷えた空気とともに、静かに心に入り込んでくる。
それでも今日は、不思議とその思考に飲み込まれすぎることはなかった。
夕方の時間帯は、評価を下すための時間ではなく、ただ事実を見つめる時間なのかもしれない。
うまくいかなかった自分も、迷い続けた自分も、すべて今日という一日の一部。
それを否定せずに受け止めることが、次へ進むためには必要なのだと思えた。
外の世界が帰路へ向かうように、自分の心もまた、内側へと帰っていく。
誰かと比べる必要はなく、昨日の自分と競う必要もない。
ただ、今日を生きた自分がここにいる。その事実を静かに認めることで、夕方の空に漂う少しの寂しさは、穏やかな納得へと変わっていった。
明るい気持ちになる言葉:
「足りない自分も、今日の自分」

