PR
スポンサーリンク

不安を隠さなくなった朝

不安を隠さなくなった朝
朝の台所に立つ妻の音を聞きながら、椅子に腰を下ろす。
体はまだ完全には目覚めておらず、少し重たい感覚が残っている。
その重さを「気のせい」にせず、今日はこういう日だと受け止める。こ

の一年で身についた、ささやかな変化だと思う。

去年は、調子が悪くても平気なふりをすることが多かった。
弱っている自分を見せるのが怖く、迷惑をかけたくないという思いが先に立っていた。
しかし、それがかえって心の負担を増やしていたことに、ようやく気づいた。

不安を言葉にすることで、妻との間に無言の壁がなくなった。
完璧でなくていいのだと、少しずつ思えるようになった一年だった。

この一年を振り返ると、乗り越えたのは体調だけではない。
自分自身への厳しさも、少し和らいだ。

できない日はできないと認め、できた日は素直に喜ぶ。簡単なようで、以前の自分には難しかったことだ。今朝、妻と交わす何気ない一言一言が、その変化を静かに証明している。

日差しが部屋を満たす頃、気持ちも少し軽くなる。
不安が消えたわけではない。ただ、不安と共に過ごす方法を覚えたのだと思う。
その感覚が、今年を生きていく上での大きな支えになる気がした。

明るい気持ちになる言葉:
弱さを認めたところから、穏やかさは始まる。

タイトルとURLをコピーしました