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今日の出来事などを

今日の出来事などを

低い気温と、温かな記憶

気温は朝から上がらず、手を洗う水も冷たかった。ストーブの前で手を温めながら、ふと昭和の冬の居間を思い出す。石油ストーブの上でやかんが鳴り、湯気が天井へと昇っていく。テレビからは演歌やニュースが流れ、家族それぞれが無言でも同じ空間にいる安心感...
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雪の朝、昭和の玄関先を思い出す

朝、目を覚まして障子越しに感じた空気が、いつもよりひんやりとしていた。カーテンを開けると、夜のうちに降った雪が道路を薄く覆い、白い線のように街を縁取っていた。音の少ない朝だった。車の走る音も控えめで、世界全体が少し息をひそめているように感じ...
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月光仮面が飛んだ夜と、乗り越えてきた一年

劇場で観た月光仮面の姿は、今思い出しても胸が熱くなる。超満員の客席で、家族と肩を並べて座り、スクーターに乗った月光仮面が月に向かって飛んでいく場面を見た瞬間、現実と夢の境目が消えたように感じた。あの時の高揚感は、人生の奥深くに刻まれている。...
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朝のニュースと、昭和のテレビの記憶

朝のテレビ番組を眺めながら、ふと心が過去へと引き戻される。どの局も似た構成で、新鮮味はない。それでも、画面を見つめる自分の中に、かつての高揚感が確かに残っていることに気づく。昭和の時代、我が家にテレビが来た日は特別だった。箱から出されたばか...
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北風と洗濯物と、静かな選択

朝の冷え込みが一段と増し、北風が容赦なく吹き始めた。窓越しに揺れる木々を見ながら、妻は洗濯物を外に出さない決断をする。その動きには迷いがなく、経験に裏打ちされた落ち着きがある。去年一年、体調や天候に振り回されながらも、こうした「引く判断」を...
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重たいゴミ袋と、新しい年の足音

今朝も六時に目が覚めた。冬の朝特有の、空気が少し張りつめたような静けさの中で、身体を起こす。今日は今年最初の可燃ごみの収集日だ。ゴミ袋は思いのほか重く、両手でしっかり持たないと不安定になるくらいの重さ。その重さを、今の自分の身体の感覚で確か...
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揺れの中に残ったもの

新年の光が部屋を満たす中、改めてこの一年を振り返る。順調だったとは言えないが、立ち止まったままでもなかった。何度も不安に足を取られ、それでも少しずつ前に進んできた。その積み重ねが、今の静かな朝を作っている。完全な安心や自信は、まだ手の届くと...
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変化を恐れていた自分へ

食パンをかじりながら、胸の奥に残る小さな違和感に意識を向ける。体調は悪くないが、万全とも言えない。その中間の状態にいることが、この一年は多かった。以前なら、その曖昧さに苛立ちを覚えていたと思う。今は、その揺らぎを含めて自分なのだと、少しずつ...