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今日の出来事などを

今日の出来事などを

曇りガラスの向こう側

まだ夜明け前の薄暗い道を、新聞配達のために自転車で走らせていると、角にある小さな駄菓子屋の前を通った。昭和の頃から変わらぬその店は、木枠のガラス戸を閉めたまま、静かに朝を待っている。開店は朝十一時ごろ。今はまだ、店も眠っている時間だ。ガラス...
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ゆっくり進む、確かな道

リハビリの時間は、決して楽ではない。思うように動かない足に、もどかしさを感じる日もある。それでも続けていると、ほんのわずかな変化に気づくことがある。昨日より長く立てた。今日は一歩が少し安定した。そんな小さな出来事が、心に灯りをともす。若い頃...
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家族の記憶がくれる力

午後の静かな時間、家族のことを思い出す。三歳下の妹、六歳下の弟。長男として過ごした日々は、私の心の土台になっている。小さい頃、転んで泣いていた弟の手を引いたこと。妹が困っているとき、さりげなく助けたこと。そんな何気ない出来事が、今の私の中に...
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思い出の通学路と、いまの私

椅子に座って休みながら、ふと昔の通学路を思い出した。途中で友だちの家に寄り、二人で並んで歩いた朝。商店街のにぎわい、大きな踏切、広い校庭。あの頃の私は、歩けることを当たり前だと思っていた。でも今は違う。歩くということが、どれほどありがたいこ...
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窓辺の光と、はじまりの一歩

二月の朝の光はやわらかく、カーテン越しに部屋を静かに照らしていた。すぐには動けないけれど、今は「体と相談しながら始める朝」が私の新しい日常になっている。焦らず、無理をせず、それでも少しずつ前へ進む。そんな気持ちで一日を始めるようになった。ベ...
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夕暮れの雪景色と静かな満足

遊び疲れて家に戻るころ、空はうっすらと夕焼け色に染まり始めていた。雪の白さが淡い橙色を帯び、朝とはまた違う美しさを見せている。手袋はびしょびしょで、長靴の中まで冷えていたのに、心は不思議なくらいぽかぽか。家に入ると、母が用意してくれた温かい...
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かまくらの中のひみつ基地

雪だるまの次は、かまくら作りに挑戦した。最初はただの雪の山が、手やスコップで少しずつ掘り進めるうちに、中に空間ができていく。崩れないように慎重に、けれど夢中になって掘り続けた。やがて、子ども三人がしゃがんで入れるくらいの小さな空間ができた。...
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雪だるまに込めた三人の力

庭の隅に、少し日当たりの良い場所を見つけて、雪だるま作りが始まった。最初は小さな雪玉だったのに、転がすうちにどんどん大きくなっていく。雪がくっつくたびに重くなり、手袋の中の指先は感覚がなくなっていったが、不思議とやめたいとは思わなかった。妹...