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今日の出来事などを

今日の出来事などを

コロの水皿と、小さな責任

朝の光景の中で、忘れられないのが、愛犬コロの存在だ。アラスカ犬の雑種で黒色の毛並み、いつも尻尾を大きく振りながら近づいてきた。餌を入れる音、水を替える音を聞き分けていたのだろう。私が動き出すと、期待に満ちた目でこちらを見ていた。コロに食事と...
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父の靴と、背中の記憶

朝の身支度を終え、椅子に腰を下ろすと、また一つ、懐かしい記憶が浮かんできた。父の靴を磨く時間のことだ。黒く、ずっしりとした革靴を前にすると、自然と背筋が伸びた。父は多くを語る人ではなかったが、靴を見れば、その人の一日が想像できると、よく言っ...
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静かな朝に、時間の音を思い出す

今朝は一月とは思えないほど、寒さが和らいだ朝だった。布団の中で目覚まし時計を見れば、針はきちんと六時を指している。外はまだ暗く、カーテン越しにも台所の窓からも、朝日が差し込む気配はない。冬の朝特有の、時間が止まったような静けさが部屋を包んで...
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飴玉の裏にあった、親のまなざし

父のお使いで、バス停前のタバコ屋へ行くときは、いつも少し誇らしかった。任されることが嬉しくて、頼まれるとすぐに家を飛び出した。店番のおばあちゃんは、決まって飴玉をくれた。その飴を握りしめながら帰る道で、ふと後ろを見ると、少し離れた場所から母...
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父の背中、母の声が響くバス通り

学校の身体検査の前の日、友達と銭湯へ行くこともあったが、そこへ至るまでの街並みには、いつも親の姿が重なっていた。バス通り沿いの商店街は、生活の匂いに満ちていた。文房具店では、母と一緒にノートを選んだ記憶がある。「大事に使いなさい」と言われた...
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湯船に沈み、家族の時間を思う

今日はお風呂場をきれいに洗い、湯船に浸かろうと決めていた。掃除をしながら、湯のある暮らしが当たり前になった今と、そうではなかった昔を比べてしまう。小学生の頃、家には風呂がなく、家族で銭湯へ通っていた。夕方になると、母が「そろそろ行こうか」と...
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寒い朝、親の気配に包まれて

寒い朝を迎えた。起床時間は七時四十五分。布団の中はまだ温かく、身体を起こすには少し勇気がいる。目を覚ましたきっかけは、台所から聞こえてくる音だった。水を流す音、鍋を置く音、ガスに火が入る低い音。その一つひとつが、家がちゃんと動いている証のよ...
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湯のみのぬくもりに残る時間

朝食の終わり頃、祖母が湯のみを両手で包む姿を、私はよく眺めていた。湯気に包まれたその手つきは、とても静かで、どこか時間を止めているようにも見えた。祖母は多くを語らず、ただそこに座っているだけだったが、その存在は家族にとって欠かせないものだっ...