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今なら堂々と買えるけれど、あの日のスリルは宝物のまま。

今なら堂々と買えるけれど、あの日のスリルは宝物のまま。
先日、偶然スーパーでビー玉を見つけた。思わず手に取る。

「あ、昔これ拾いに行ったよな。」隣にいた友人が言った。

「覚えてるのか?」
「忘れるかよ。お前、いつも一番きれいなの持って帰ってた。」

懐かしい声に、胸の奥がじんわりと温かくなる。

「あのときさ、怖かったけど楽しかったよな。」
「うん。なんか、毎日が冒険だった。」

ビー玉を光にかざすと、あの頃の笑い声がよみがえる。
走る足音。
息をひそめる瞬間。そして、三人で笑い転げた夕暮れ。

昭和のあの時間は、もう戻らない。
けれど、心の中で今も転がっている。

「またあの三人で集まりたいな。」
私が言うと、友人は少し照れくさそうに笑った。
「今度は堂々とラムネ買ってな。」

そうだ。今なら、堂々と買える。
でも、あの頃のスリルは二度と味わえない。

だからこそ、あの思い出は宝物なのだ。

人生は過ぎていく。
けれど、ビー玉のように、光を閉じ込めた記憶は消えない。

明るい気持ちになる言葉
昨日を懐かしむたび、心に新しい光が灯る。思い出は、一生モノの宝物。

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