
アルミの食器。
大きな鍋からよそうシチュー。そして脱脂粉乳。
正直に言えば、脱脂粉乳は好きではなかった。
でも、それすらも懐かしい。
給食当番になると、少し誇らしかった。
白い帽子をかぶり、「ちゃんと並んで!」なんて言っていた。
パンをじゃんけんで争奪した日もある。
おかわりを狙うあの真剣な空気。今思えば、あれは小さな戦いだった。
だけど、不思議と意地悪な奪い合いはなかった。
余った分は、みんなで分けた。
ある日、家が大変だった友達がいた。
その子の皿に、みんながそっとおかずを足していた。
誰も「かわいそう」とは言わなかった。ただ、自然に。
子どもは残酷だと言われるけれど、あの頃の教室には、確かに優しさがあった。
給食は、ただの食事ではなかった。思いやりを学ぶ時間だったのだ。
明るい気持ちになる言葉:
「分け合えば、喜びは二倍になる」

