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詐欺は「不安な気持ち」を利用する。不安なときほど、一度立ち止まろう

「このままで大丈夫かな……」

「今のうちに何とかしなきゃ」

そんな不安を感じているときほど、普段なら気にならないような「うまい話」が魅力的に見えてしまうことがあります。

ネット上の詐欺的な手法について調べていて、改めて感じたのが、詐欺は単純に「お金が欲しい」という気持ちだけを狙っているわけではない、ということでした。

人が抱えている不安や焦り。

そこにつけこんでくるケースもあります。

今回は、過去にネット上で見られたPPCアフィリエイト関連の情報商品などを例にしながら、「なぜ不安なときほど注意が必要なのか」について考えてみたいと思います。

詐欺は「不安な気持ち」を利用する

詐欺と聞くと、

「自分は騙されないから大丈夫」

と思う人もいるかもしれません。

でも、実際には誰でも注意が必要だと思っています。

なぜなら、人間は誰でも不安になるからです。

たとえば、

「収入がもう少し増えたらいいな」

「このまま今の仕事を続けていて大丈夫かな」

「何か新しいことを始めたほうがいいのかな」

そんなことを考えているときに、

「誰でも簡単に稼げます」

「初心者でもすぐに結果が出ます」

「今始めないと損します」

という言葉を見かけたら、どうでしょう。

冷静なときなら、

「そんなに簡単な話があるのかな?」

と疑えるかもしれません。

ところが、不安が大きくなっていると、

「もしかしたら、これなら自分でもできるかも」

と考えてしまうことがあります。

ここが怖いところなんですよね。

過去にはPPCアフィリエイトを利用した情報商品も

以前、インターネット上では、PPC広告を使ったアフィリエイトに関する情報商品が販売されるケースがありました。

PPCとは、広告がクリックされたときに広告費が発生する仕組みのことです。

PPC広告もアフィリエイトも、それ自体が詐欺というわけではありません。

ここは、しっかり分けて考える必要があります。

問題になるのは、

「誰でも簡単に稼げる」

「すぐに結果が出る」

といった期待を過度に持たせたり、

「今すぐやらないと損する」

などと不安をあおったりして、商品を購入させようとする販売方法です。

つまり、仕組みそのものではなく、人の不安や焦りを利用して判断を急がせるような方法に注意したい、ということです。

「今すぐ」に注意してみる

ネットで何かを見ていて、

「今だけ!」

「あと○名!」

「今日中に申し込まないと……」

といった言葉がたくさん出てきたら、一度立ち止まってみる。

もちろん、本当に期限や人数制限があるサービスもあります。

だから、「この言葉があるから絶対に詐欺」と決めつける必要はありません。

ただ、

「自分はいま、急がされていないかな?」

と考えてみることは大切だと思います。

急いでいると、確認すべきことを確認しないまま申し込んでしまうことがあります。

販売者は誰なのか。

どんな実績があるのか。

料金はいくらなのか。

返金や解約についてどうなっているのか。

第三者から見た評判はどうなのか。

こうしたことを確認するだけでも、見え方が変わってくることがあります。

不安なときほど「一晩置く」

個人的に大切だと思うのが、

「すぐに決めない」

ということです。

魅力的な情報を見つけたとしても、いったんページを閉じる。

そして、少し時間を置いてみる。

できれば一晩くらい考えてみる。

それだけでもいいと思います。

そのときは、

「これをやれば人生が変わるかもしれない!」

と思っていたのに、翌日になったら、

「あれ? なんであんなに焦ってたんだろう?」

と思うことってありませんか?

人は感情が大きく動いているときほど、判断を急ぎやすくなります。

だからこそ、時間を置くことそのものが、自分を守るための方法になるんですよね。

「自分は騙されない」と思わないことも大切

詐欺対策というと、

「怪しい人を見抜く」

「怪しいサイトを見分ける」

ということばかり考えがちです。

もちろん、それも大切です。

でも、それだけではなく、

「自分も不安なときには判断を間違えるかもしれない」

と考えておくことも大切なんじゃないかなと思います。

これは自分を疑うということではありません。

むしろ、自分を守るための考え方です。

「自分は絶対に騙されない」と思っていると、何かあったときに警戒するきっかけを失ってしまうかもしれません。

逆に、

「自分だって焦っていたら判断を間違えることはある」

と思っていれば、慎重に確認することができます。

不安そのものは悪いものではない

ここで勘違いしたくないのは、「不安になってはいけない」ということではありません。

不安になることは、誰にでもあります。

「このままでいいのかな」

と思うからこそ、新しいことを勉強したり、行動したりすることもあります。

不安が、自分を変えるきっかけになることだってあります。

ただ、その不安が大きくなりすぎて、

「今すぐ何とかしなきゃ」

という焦りに変わったときには、少し注意したい。

そこにつけこんでくる人がいるからです。

だから、

不安をなくすのではなく、不安なときほど判断を急がない。

このくらいの意識を持っておくといいのかもしれません。

ネットで魅力的な話を見つけたら確認したいこと

最後に、ネットで「これは良さそう!」と思う情報を見つけたときに、確認しておきたいことをまとめておきます。

1.すぐに申し込まない

まずは一度ページを閉じて、時間を置いてみる。

2.販売者について調べる

誰が販売しているのか、会社情報や実績などを確認する。

3.メリットだけを見ない

「簡単」「誰でも」「すぐに」といった言葉だけでなく、リスクや条件についても確認する。

4.第三者の情報を見る

販売ページだけで判断せず、複数の情報源から確認する。

5.自分が焦っていないか考える

「本当に欲しいのか?」

それとも、

「不安だから飛びつこうとしているのか?」

ここを一度、自分に問いかけてみる。

まとめ|不安なときほど、一度立ち止まろう

インターネットはとても便利です。

知らないことをすぐに調べられますし、自分が必要としている情報を簡単に見つけることもできます。

その一方で、魅力的な言葉を使って人の不安や焦りを刺激する情報もあります。

だからこそ、

「これは怪しいかもしれない」

と気づくための知識を持っておくことが大切です。

そしてもう一つ。

不安なときほど、急いで決めない。

これも、自分を守るための大切な習慣だと思います。

「今すぐ決めなきゃ」

と思ったときこそ、一度深呼吸。

ページを閉じて、時間を置いて、もう一度考えてみる。

それだけで、冷静に見えてくることもあります。

うまい話をすべて疑う必要はありません。

でも、「うますぎる話」に出会ったときには、一度立ち止まって確認する。

そんな小さな習慣を持っておくだけでも、ネット上の情報と少し上手につき合えるようになるのではないでしょうか。

 

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