
学校を休んだ友だちがいると、どこか教室が寂しく感じた。
机が一つ空いているだけなのに、不思議と静かな気持ちになる。
給食のコッペパンは、休んだ子の分も残される。
そして近所に住んでいるクラスメートが届ける役目になる。
子どもながらに「大事な仕事」を任された気がして、少し誇らしかった。
帰り道、ランドセルを背負いながらパンを持って友だちの家へ向かう。
玄関で声をかけると、お母さんが出てくる。
「給食のパンです」と渡すと、
「ありがとうね」と笑顔で受け取ってくれた。
「早く元気になって学校来いよ」
そんな言葉を言って帰る帰り道。
子どもなりに、友だちを思う気持ちがあったのだと思う。
明るい気持ちになる言葉:
優しさは、ほんの小さな行動から生まれる。

