
いつもの通学路が別世界。田んぼも畑も、区別がつかない。
白い世界は、未知への入口だった。
ドキドキ。
少しの怖さ。それ以上の好奇心。
「ここ、本当に歩いていいのかな?」
雪の下は水路かもしれない。
でも、誰も止めない。
大人も細かいことは言わない時代だった。
自分で考え、自分で決める。
あの自由は、今ではなかなか味わえない。
友達と列になって進む。
先頭は勇気のあるやつ。後ろはその足跡を信じる。
足を踏み外して、ズボッと埋まる。
全員で大笑い。
「宝探しみたいだな!」
「何も出ないけどな!」
「いや、思い出が出るだろ!」
子どもなのに、妙に名言を言うやつがいた。
明るい気持ちになる言葉:
一歩踏み出せば、世界はもっと広い。

