
庭の隅に、少し日当たりの良い場所を見つけて、雪だるま作りが始まった。
最初は小さな雪玉だったのに、転がすうちにどんどん大きくなっていく。
雪がくっつくたびに重くなり、手袋の中の指先は感覚がなくなっていったが、不思議とやめたいとは思わなかった。
妹は「顔は私が作る」と張り切り、弟は「体はぼく!」と負けじと声を張る。
私は二人の間を取り持ちながら、大きな土台を支えた。
三人で押し、転がし、笑って、転んで。
気がつけば、立派な雪だるまが庭の真ん中に立っていた。
炭の目、にんじんの鼻、木の枝の腕。
どれも家の中や庭から見つけてきた宝物のような材料だ。
完成した雪だるまを見上げたとき、三人で同時に「できた!」と声を上げた。
胸の奥がじんと熱くなり、ただの雪の塊なのに、まるで自分たちの分身のように思えた。
一人ではここまで大きくできなかった。
三人だから作れた形。あの雪だるまは、寒い日の中で生まれた、私たちの小さな誇りだった。
明るい気持ちになる言葉:
力を合わせると楽しさは何倍にも大きくなる

