夜になり、外の空気は再び冷え込んできた。
窓越しに見る夜空は澄んでいて、昼間の暖かさが夢だったかのようだ。
暖房を入れ、部屋を整えながら、今日一日を静かに振り返る。
特別な出来事があったわけではない。
それでも、朝の寒さ、昼の読書の余韻、夕方の未来への期待、その一つ一つが、確かな重みを持って心に残っている。
こうした何気ない積み重ねが、日々を支えてくれているのだと感じる。
読書を通して広がった世界、再び外へ向かおうとする気持ち、そして好きな映画を心待ちにする自分。以前よりも、感情の揺れに気づけるようになった気がする。
それは年齢を重ねたからこそ得られた、静かな強さなのかもしれない。
一日を無事に終えられたことに、素直に感謝したい。
明日もまた、同じように穏やかな時間が流れますように。
そんな思いを胸に、今日は床に就く。
明るい気持ちになる言葉
「今日を大切に生きた自分に、そっと拍手を」
