
給食の時間になると、教室の空気が少しゆるむ。
さっきまで真剣だった授業の空気が、ふわっとやわらぐ。
窓から入る光が机の上に落ちて、銀色の食器がキラキラ光る。
その光景を見るのが、私は好きだった。
今振り返ると、給食の時間はただ食べる時間ではなかった。
友達と笑う時間。
ほっとする時間。学校が少しだけ好きになる時間。
そういう「心の休憩」だったのだと思う。
私はコッペパンをゆっくり食べながら、窓の外を見る。
校庭では風が吹き、木の葉が揺れている。
その景色を見ながら、私は牛乳を飲む。
その時間が、なぜかとても心地よかった。
「午後、体育かな?」
「たぶんそうだよ」
「早く外で遊びたいな」
そんな何気ない会話が、給食の時間にはよく似合っていた。
明るい気持ちになる言葉:
何気ない毎日こそ、あとから一番大切な思い出になる。
