
給食を食べ終わると、教室の空気がふっと落ち着く。
さっきまで賑やかだった声が、少し穏やかになる。
その時間が、私は好きだった。
お腹がいっぱいになると、人は自然と穏やかな気持ちになる。
昭和の給食は豪華ではなかったけれど、
友達と同じものを食べる時間は特別だった。
同じ教室で、同じ時間を過ごす。
それだけで、なんだか安心する。
私は椅子に座ったまま、窓の外を眺めた。
校庭には明るい日差しが広がっている。
遠くで子どもたちの声も聞こえる。
午後の授業までの、ほんの少しの休憩時間だった。
友達がぽつりと言う。
「今日の給食うまかったな」
私はうなずく。
「うん」
それだけの会話だけれど、その時間はとても心地よかった。
明るい気持ちになる言葉:
何気ない時間こそ、心を温かくする。
