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日差しの中で思う、続いていく時間

日差しの中で思う、続いていく時間
午前中の用事を済ませ、昼前には少し日差しが出てきた。
冬の太陽は低く、窓から差し込む光もやわらかい。

その光の中で昼食をとりながら、何気ない日常が静かに流れていくのを感じていた。
特別な出来事がなくても、こうして一日が淡々と進んでいくことが、実は一番の贅沢なのかもしれない。

新聞に目を通しながら、世の中の出来事と自分の生活との距離を考える。
若いころは、外の世界の動きに一喜一憂し、自分もその渦中にいなければならないような気がしていた。

しかし今は、必要な情報を受け取りながらも、自分の足元を大切にすることのほうが重要だと思えるようになった。変わらない日常の中にこそ、積み重なった時間の重みがある。

昼食後、少し休憩をしながら、朝に思い出したコロのことを改めて考えた。

あの出会いがなければ、動物と心を通わせる喜びも、別れの切なさも知らずに生きていたかもしれない。子供ながらに、命を預かる責任や、共に過ごす時間の尊さを教えてもらった存在だった。

時間は確実に流れ、人も環境も変わっていく。
それでも、心に残るものは消えず、形を変えながら今の自分を支えてくれている。

昼の穏やかな時間の中で、そんなことを考えていると、不思議と焦りのようなものが薄れていった。

明るい気持ちになる言葉
何気ない昼の時間こそ、心を整えてくれる大切なひととき。

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