
昭和の給食といえば、忘れられない飲み物があります。
それは、脱脂粉乳。
今のパック牛乳とはまったく違う飲み物でした。
あの独特の香り。少しぬるい温度。
正直に言うと、私はあまり好きではありませんでした。
飲む前から、少し気が重くなるんです。
子どもながらに思っていました。
「どうして普通の牛乳じゃないんだろう?」
あとから知ったことですが、
当時はまだ今ほど牛乳が普及していなかったそうです。
だから脱脂粉乳が使われていた。
時代の背景を知ると、
あの給食にもちゃんと意味があったんだなと思います。
とはいえ、子どもの私は工夫をしていました。
パンを先に食べて、最後に一気に飲む。
または友達と「せーの!」で飲む。
そんな小さな作戦を立てていたんです。
今思うと、給食の時間ってちょっとしたチーム戦みたいでした。
「今日のミルク、ちょっと濃くない?」
友達がそう言うと、みんなが笑います。
「確かに!」
「先生、牛乳にしてください!」そんな声も上がっていました。
教室の中は、なんだかんだ言いながらもいつもにぎやかでした。
明るい気持ちになる言葉:
大変だった思い出ほど、あとで懐かしくなる。
