
]一月四日の朝は、正月の華やぎと日常の気配が入り混じる、不思議な空気をまとっている。
快晴の空は変わらず澄み切っているが、心のどこかで「今日からまた普段の生活が始まる」という意識が静かに芽生えていた。
北風は強く、日陰に残る雪も、この陽射しの中では少しずつ形を崩している。
部屋を見渡すと、テレビの横にはまだ鏡餅があり、玄関にはしめ飾りが残っている。
けれど、台所の様子はもう正月気分ではない。
おせちの名残は冷蔵庫の奥に少しだけ残り、代わりに普段使いの食材が並び始めている。
その光景に、正月が確実に終わりへ向かっていることを感じた。
去年の一年は、こうした「切り替え」がうまくできずに悩むことも多かった。
気持ちを前に向けたいのに、過去に引きずられ、立ち止まってしまうことがあった。
それでも、この一年で学んだのは、無理に気持ちを切り替えなくてもいい、ということだ。
少しずつ、時間をかけて日常に戻ればいい。
正月明けの静かな朝は、そのことを優しく教えてくれる。
今年もまた、焦らず、今日という一日から整えていこうと思えた。
明るい気持ちになる言葉:
日常へ戻る道にも、ちゃんと温もりがある。

