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窓ガラス越しの冬の光

窓ガラス越しの冬の光
今日は、クラスのみんなで窓ガラスを拭いていた日のことを思い出した。

冷たい水に雑巾をひたし、ぎゅっと絞ると手がじんと痛くなる。
それでもなぜか楽しくて、友達と水しぶきを飛ばし合いながら笑っていた。

窓を拭くと、くもっていた景色がすうっと透明になり、校庭の景色がくっきり見えるようになる。その瞬間が、ちょっとした達成感だった。

「こっちまだ汚れてるよ!」「ちゃんと端まで拭いてよ〜」
そんなやり取りさえ、今思えばなんて平和で、なんて幸せな時間だったのだろう。

女の子も男の子も関係なく、みんな同じように赤い手をしながら、同じ窓を一生懸命磨いていた。誰かがふざけて顔を窓にくっつけて変な顔をして、みんなで笑い転げたこともあった。

叱られるかもしれないのに、その瞬間の楽しさが勝っていた。

大人になると、掃除は「やらなければならないこと」になる。
でもあの日の窓拭きは、「みんなでやるから楽しいこと」だった。

違いは作業内容ではなく、一緒に笑う人がいるかどうかだったのかもしれない。

透明になった窓の向こうに広がる冬空は、やけに青く澄んでいて、その色は今も私の記憶の中で色あせることがない。

明るい気持ちになる言葉
誰かと笑った記憶は、一生の宝物

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