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窓の向こうの冬

窓の向こうの冬
窓のビニール越しに見る冬の外は、少し不思議だった。
雪が積もっているのに、音がない。
風が吹いているはずなのに、聞こえてこない。

まるで、絵の中の景色みたいだった。

外に出ると、顔が痛くなる。
でも、窓の内側から見ていると、そんなことは分からない。
ただ白くて、静かで、遠い世界のように見える。

ときどき、近所の家の煙突からも白い煙が上がっているのが見えた。
あの家にも、ストーブがあって、人がいて、きっと同じように暖まっている。
そう思うと、知らない人なのに、少し近く感じた。

吹雪の日には、外が見えなくなることもある。
そんな日は少しこわい。

でも、家の中にいれば、ストーブがあって、家族がいて、窓が守ってくれている。
ビニール一枚でも、それは大きな壁だった。

子どもだった私は、冬はこわいものだと思っていた。
でも同時に、守られている季節でもあった。

明るい気持ちになる言葉
外が寒くても、中は守られている

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