夜が深まり、部屋の外は完全な闇に包まれた。
暖房の音だけが、現実につなぎとめてくれる。
今日一日を思い返すと、達成感よりも、無事に終えられたことへの感謝が先に浮かぶ。
水道が凍った朝、不安は確かにあった。
それでも、その不安に飲み込まれずにいられたのは、心のどこかに「今日は大丈夫だ」という静かな確信があったからだと思う。
それは、眠りの深さから生まれたものかもしれないし、これまで積み重ねてきた日々の結果かもしれない。
布団に入る前、足首を動かす。その小さな動作が、自分を明日へつなげてくれる。
無理をしないこと、焦らないこと。それだけで、一日は十分に意味を持つ。
今日という日が、静かに自分の中へ収まっていく。
冷えた夜の中で、その感覚がとても温かく感じられた。
明るい気持ちになる言葉：
穏やかに終えた一日は、心に静かな自信を残す。
