
暖房が静かに稼働する音を聞きながら過ごす朝は、冬ならではの安心感がある。
外の冷気を遮断し、室内にこもるぬくもりは、長い冬を生き抜くための小さな拠り所だ。
窓の外に残る雪を横目に、温かい飲み物を手にすると、体の奥からゆっくりと力が戻ってくる。
この一年も、まるで冬のような時間が続いた。
思うように進まず、結果が見えないまま耐える日々。
それでも、何もしていなかったわけではない。
目立たないところで、確かに蓄えていたものがあった。
考える時間、続ける姿勢、投げ出さなかった経験。
それらは、寒い季節に土の中で根を張る植物のように、静かに力をためていた。
冬は、外からは何も起きていないように見える。
しかし、内側では確実に準備が進んでいる。
そのことを、昨年は身をもって知った。
暖房のぬくもりに包まれながら、これまでの努力が無駄ではなかったと、ようやく素直に思える。
正月のこの時期は、次の季節に向けた助走のようなものだ。
今年は、ため込んだ力を信じ、焦らずに使っていこうと心に決めた。
明るい気持ちになる言葉:
寒い時期にためたものは、必ず春に役立つ

