みらい

今日の出来事などを

冬の夜、静けさが一日を包む

夜になると、北風の音は遠のき、代わりに冬特有の深い静けさが家を包み込んだ。外は冷え込み、空気は張りつめているが、室内には穏やかな温度が保たれている。その対比が、冬の夜ならではの安心感を生んでいた。一日を振り返ると、朝の鋭い寒さ、昼の澄んだ光...
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冷えゆく夕方、内側に灯るもの

午後が深まるにつれ、予報通り気温は下がり、北風は一段と冷たさを増した。外に出ると、頬に当たる風が痛いほどで、冬が本格的に支配していることを実感する。マフラーを巻き直し、手袋に手を入れると、身体だけでなく心まで守られているような気がした。夕方...
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冬の昼、澄んだ空気が心を整える

昼近くになると、朝の張りつめた寒さはそのままに、陽射しだけが少し柔らいだ。冬の光は低く、室内の奥まで静かに差し込む。窓辺に立つと、空気が澄みきっているせいか、遠くの景色まで輪郭がはっきりと見えた。寒さは厳しいが、だからこそ世界が洗われたよう...
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北風が記憶をほどく、冬晴れの朝

朝、家のドアが風に揺れる音で目が覚めた。北風は鋭く、まるで冬そのものが家の周囲を歩き回っているかのようだった。布団の中にいても、空気の冷たさが伝わってくる。カーテンを開けると、雲一つない冬晴れの空が広がり、澄み切った青が目に沁みる。冬の朝の...
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言葉にしきれない感謝を、静かに

夜、薬を飲み終え、布団に入る準備をしていると、妻が「今日は疲れたでしょ」と声をかけてきた。「うん。でも、行ってよかった」そう答えると、「それならよかった」と、ほっとした表情を見せた。布団に入ってから、「夜、また動いてたら教えてね」と私が言う...
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振り返りながら並ぶ時間

夕方、家に戻り、二人で並んで窓の外を眺めていた。冬の光は弱く、静かに一日が終わろうとしている。「一年前の今日はさ…」私が口を開くと、妻はすぐに察したように、「病室だったね」と答えた。「正直、あの頃は先のことを考える余裕もなかった」そう言うと...
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心配から生まれる会話

昼前、病院へ向かう準備をしていると、妻がそっと声をかけてきた。「今日は脳神経内科だよね。緊張してる?」「少しだけ。でも、行ってみないと分からないからね」そう答えると、妻は小さくうなずいた。夜中、私が激しく体を動かしていることに気づいたのは妻...
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霧雨の朝、交わす一言の重み

霧雨の朝だった。寒さは思ったほどではなく、静かな湿り気を含んだ空気が部屋に満ちている。目を覚ますと、妻もすでに起きていて、台所から小さな物音が聞こえてきた。「今日はそんなに寒くないね」そう声をかけると、妻は振り返り、「霧雨だからかな。体は大...