みらい

今日の出来事などを

陽だまりに座り、時間の流れを確かめる

午前中は特別な予定もなく、家の中で静かに過ごした。窓から差し込む冬の陽射しが、床の一部を四角く照らしている。その光の中に椅子を少し寄せ、腰を下ろすと、身体の芯までじんわりと温まってくる。晴れの予報どおり、空は高く澄んでいて、雲の動きもゆっく...
今日の出来事などを

転ばないように、一歩ずつ。私の朝が始まる。

月明かりに背中を押されて歩く朝。5時30分、まだ外は暗いが、眠りから覚める感覚は穏やかだった。月曜日は不燃ごみの集積日だ。台所に置いてあった袋一杯のゴミを手に取り、静かに玄関を出る。昨日の雨で道路はまだ濡れているが、足元を取られるほどではな...
今日の出来事などを

年末の静けさに包まれて

夜になると、外は一段と冷え込み、家の中の暖かさがありがたく感じられる。曇り空のため月や星は見えないが、その分、周囲は深い静寂に包まれている。年末が近づくこの時期は、自然と一年を振り返る気持ちになる。今日一日は、特別な出来事があったわけではな...
今日の出来事などを

短い日照と、静かな決意

夕方になると、まだ四時代だというのに、空はすでに夕暮れの色を帯び始めていた。冬至を前に、日が短くなったことをはっきりと実感する。庭に出てみると、整えられた地面が薄暗い光の中で落ち着いた表情を見せている。風は冷たいが、どこか澄んでいて、冬らし...
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年の瀬の庭仕事が残したもの

昼前、外に出ると、冬の空気が肺の奥まで入り込み、自然と背筋が伸びた。自宅の庭は、草取りをお願いしたおかげで見違えるほど整っている。ビニールシートが敷かれ、茶色い土肌が落ち着いた冬の色をしている。これで年末年始を迎えられると思うと、胸の中に安...
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冬至を間近に感じる、遅めの朝

朝目を覚ますと、部屋の中はまだ薄暗く、冬至が近いこの時期らしい遅い夜明けを感じた。昨夜の雨で道路はしっとりと濡れ、外気には冬特有の湿り気を含んだ冷たさが残っている。とはいえ、身を切るような寒さではなく、布団の中から出ることにそれほど抵抗はな...
今日の出来事などを

静かな満足感と、感謝の気持ち

夜になり、外の空気は再び冷え込んできた。窓越しに見る夜空は澄んでいて、昼間の暖かさが夢だったかのようだ。暖房を入れ、部屋を整えながら、今日一日を静かに振り返る。特別な出来事があったわけではない。それでも、朝の寒さ、昼の読書の余韻、夕方の未来...
今日の出来事などを

外へ向かう気持ちの芽

午後も終わりに近づくころ、部屋に差し込む光が少しずつ傾き始めた。冬の夕方は、昼と夜の境目が曖昧で、時間の流れがゆっくりと感じられる。この穏やかな時間帯が、私は昔から好きだ。体調が落ち着き、少しずつ元気を取り戻してきた今、自然と「また外に出た...