PR
スポンサーリンク

砂ぼこりの校庭と、世界一の一輪車

砂ぼこりの校庭と、世界一の一輪車
昭和36年。
校庭は今のように整備されておらず、風が吹けば砂ぼこりが舞い、運動靴はすぐに茶色くなった。

それでも、私たちにとってあの場所は宇宙のように広く、自由そのものだった。

チャイムが鳴れば一斉に外へ飛び出し、ドッジボールや鬼ごっこに夢中になった。

ルールはその場で決まり、多少揉めてもすぐに笑いに変わる。
子どもなりの温かい秩序があった。

ある日、友達が持ってきた一輪車はまさに憧れだった。
乗れるだけで英雄。

私も挑戦し、何度も転び、膝をすりむいた。
それでも「もう一回やらせて」と食い下がった。

悔しさよりも、できるようになりたい気持ちが強かった。

今思えば、あの頃のほうがずっと挑戦していた。
転ぶことを恐れず、できるまでやろうとしていた。

砂ぼこりの匂い、友達の笑い声、夕日に染まる校庭。
何も持っていなかったけれど、毎日が輝いていた。

あの校庭は、間違いなく私の原点だ。

明るい気持ちになる言葉
「笑い声は、どんな時代でも宝物」

タイトルとURLをコピーしました