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「柏戸がいい」と言い切った放課後

「柏戸がいい」と言い切った放課後
学校でも、相撲の話題は尽きなかった。

「昨日、大鵬すごかったな!」「やっぱり大鵬だよな!」
そんな声の中で、私は言った。「いや、柏戸のほうが強いよ。」

すると友だちが笑う。「えー? 大鵬だろ!」
なぜか少数派だった。でも、私は引かなかった。

強さだけじゃない。土俵際で踏ん張る姿。
負けても表情を崩さないところ。派手ではないけれど、静かに燃える闘志。

子どもながらに、そんな姿がかっこいいと思ったのだ。

家に帰ると、新聞のスポーツ欄をじっと見る。
白黒写真の横綱の姿に、胸がじんわり熱くなる。

今思えば、私は勝ち負け以上に、「生き方」に憧れていたのかもしれない。
好きという気持ちは理屈じゃない。理由が言えなくても、心が決める。

あの頃、柏戸を応援していた自分を、私は少し誇らしく思っている。

明るい気持ちになる言葉
心に理屈は通じない。だから、好きになるのは止められない。

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