
ランドセルを背負い、友達と並んで帰った土の道。
寄り道ばかりして、なかなか家に着かなかった。
ザリガニを探した川。
駄菓子屋で10円を握りしめた緊張感。
将来の夢を語り合った日もあった。
「野球選手になる」
「社長になる」
「宇宙に行く」
大きな夢を、真顔で話していた。
笑われることもなく、否定もされなかった。
あの頃は、可能性しかなかった。
夕焼けに染まる空を見上げながら、
なんだか胸が熱くなった記憶がある。
未来は遠いと思っていた。
でも、気づけばあの未来に立っている。
それでも思う。
あの少年は、まだ心の中にいる。
昭和36年のあの日々は、決して色あせない。
むしろ年を重ねるほど、輝きを増している。
明るい気持ちになる言葉:
「夢は、いつだって今から始められる」
