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白い朝に広がる三人の世界

白い朝に広がる三人の世界
朝、障子越しに差し込む光がいつもよりまぶしく感じられた。
外を見ると、一面の雪景色だった。

庭も道も屋根も、すべてが白く静かに包まれている。
まだ誰も踏んでいない雪の表面は、まるで新しいノートの一ページのようで、これから始まる一日に胸が高鳴った。

妹と弟を起こすと、二人ともすぐに目を輝かせて布団から飛び出した。
厚手のセーターに手袋、長靴という重装備で外に出ると、空気は凛と冷たく、吸い込むたびに鼻の奥がつんとした。それでも不思議と寒さよりも楽しさが勝っていた。

最初に足跡をつける瞬間の、あの特別な気持ち。
自分たちだけの世界が広がったような気がして、三人で顔を見合わせて笑った。

妹は小さな手で雪をすくい、弟はそれを見て負けじと大きな塊を作ろうとする。
私は二人の様子を見守りながら、心の中がじんわり温かくなっていくのを感じていた。

ただ雪が積もっただけの朝なのに、世界が少し優しくなったように思えた。
静かな白さの中に、私たち三人のはしゃぐ声だけが響いていた。

明るい気持ちになる言葉
笑い声は冬の寒さををやわらげる

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