
木造校舎の記憶をたどっていると、不思議と胸の奥がやわらかくなる。
あの校舎は決して新しくはなかった。
床には傷があり、窓枠の塗装もところどころ剥げていた。
でも、だからこそ温かみがあった。
長い年月をかけて、たくさんの子どもたちの声や足音を受け止めてきた建物だったのだろう。
私はそこで、勉強だけではない大切なことをたくさん学んだ。
友達と笑うこと、人と協力すること、失敗してもまた挑戦すること。
そして何より、「毎日を楽しむ」ということ。
当時は未来の自分のことなんて想像もしなかったけれど、あの頃の経験が確実に今の私の土台になっている。
窓を拭きながら笑ったことも、廊下を走って叱られたことも、全部が今の私をつくる一部だ。
忙しい日々の中で立ち止まれなくなったとき、私はまたあの木の廊下を思い出すだろう。
あのぬくもりと香りを心の中で感じながら、少し深呼吸をする。
そしてまた、前を向いて歩いていくのだと思う。
あの頃の自分は、今もちゃんと心の中で生きている。
そう思えるだけで、今日はなんだか優しい気持ちで一日を終えられそうだ。
明るい気持ちになる言葉:
あの頃の自分が、今の自分を支えている

