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冬至を間近に感じる、遅めの朝

冬至を間近に感じる、遅めの朝
朝目を覚ますと、部屋の中はまだ薄暗く、冬至が近いこの時期らしい遅い夜明けを感じた。

昨夜の雨で道路はしっとりと濡れ、外気には冬特有の湿り気を含んだ冷たさが残っている。

とはいえ、身を切るような寒さではなく、布団の中から出ることにそれほど抵抗はなかった。
日曜日という安心感もあり、今日は無理をせず八時まで眠ることにした。

朝食をとりながら、大きな窓の外に目をやる。冬の曇り空は低く、音を吸い込むように静かだ。

隣の庭には、少し前まで橙色に色づいたみかんが鈴なりになっていたが、今朝は枝が落とされ、収穫を終えた様子だった。

冬支度が一つ進んだのだと思うと、季節の移ろいがはっきりと感じられる。
視界が開けたことで、裏の通りの様子まで見渡せ、変わらない日常の風景がそこにあった。

寒さの中で迎える朝は、なぜか気持ちを内側へ向かわせる。
派手さはないが、こうした静かな冬の朝に、生活の芯のようなものが見えてくる気がした。

明るい気持ちになる言葉
冬の朝は、心を整える時間をくれる。

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