
夕方になると、陽射しの角度が変わり、部屋の中の空気も少しずつ夕色に染まっていく。
日中の明るさとは違い、どこか静けさを含んだ光が心にしみる。
この時間帯は、一日の流れを自然と振り返ることが多い。
今日は特別な出来事があったわけではない。
それでも、朝の寝坊から始まり、昼の落ち着いた時間、そして今こうして夕方を迎えられていること自体が、一つの整った流れに感じられる。
慌てず、無理をせず、自分のペースを守れた一日だったのではないかと思う。
窓の外を見ると、空気は冷たいが空は澄んでいる。
冬は厳しさもあるが、その分、こうした静かな美しさを見せてくれる。
今日の自分も、派手さはなくとも、きちんと今日を生きたと言える気がした。
明るい気持ちになる言葉:
「何もない一日こそ、心に残る。」

