北海道のほぼ中央に位置する剣淵町にある「道の駅 絵本の里けんぶち」は、訪れる人をほっと和ませてくれる温かな雰囲気のスポットです。
名前の通り、館内にはたくさんの絵本が並び、親子でゆっくり楽しめる空間が広がっています。地元の味覚が味わえるグルメや、新鮮な野菜が並ぶ直売所など、見どころもたっぷり。
この記事では、「絵本の里けんぶち」の魅力をたっぷりご紹介。のんびりドライブの途中に立ち寄るもよし、周辺観光とセットでじっくり楽しむもよし。旅の計画にぜひお役立てください。
- まずは知っておきたい!絵本の里けんぶちってどんな場所?
- 訪れたら外せない!注目の施設と見どころ
- 地元の味を堪能!けんぶちグルメをチェック
- 子ども連れでも安心!充実したファミリー向けサービス
- アクセス・駐車場・基本情報まとめ
- 周辺エリアも満喫!一緒に楽しみたい観光プラン
- まとめ|けんぶちの魅力をギュッと詰め込んだ道の駅
- 道の駅「絵本の里けんぶち」とは?
- 道の駅で楽しむ食事
- アクティビティとイベント
- 旅のプランにぴったり!モデルコースと季節の楽しみ方
- 週末に出かけたい、けんぶちののんびり旅
- それぞれの旅に寄り添う、けんぶちでの週末
- 夫婦ふたりで過ごす、けんぶち周辺のやすらぎ温泉宿
- 気ままに味わう、ひとり旅と道の駅の心地よい関係
- けんぶちで見つける、自分をととのえる旅支度と過ごし方
- 四季のけんぶちをめぐる、やさしい旅の一日
- 静かに過ごす、道の駅けんぶちの車中泊
- なぜ剣淵町は「絵本の里」と呼ばれるようになったのか
- 剣淵といえば? この町ならではの名物をめぐる旅
- からだにやさしい剣淵の特産品。いま注目のキヌアって?
- ふらりと立ち寄って癒される、剣淵町のやさしい道の駅
- 道の駅 絵本の里けんぶちに行く前に知っておきたい、トイレと営業時間のこと
- 季節の楽しみ、剣淵のVIVAマルシェへようこそ
- おいしさも絵本のように広がる。道の駅「絵本の里けんぶち」で味わいたい名物いろいろ
- 親子でのんびり。絵本の里けんぶちで過ごす、やさしいひととき
- のんびり過ごせる場所。道の駅「絵本の里けんぶち」の基本案内
- 訪れた人の声から見える、絵本の里けんぶちの魅力
- 道の駅から広がる旅の楽しみ|けんぶち周辺で出会える場所たち
- 道の駅を訪れる際の注意点|絵本の里けんぶちを快適に楽しむために
まずは知っておきたい!絵本の里けんぶちってどんな場所?
絵本の世界にひたれる、あたたかい道の駅
北海道・剣淵町にある「道の駅 絵本の里けんぶち」は、その名のとおり“絵本”をテーマにしたちょっとユニークなスポット。
館内にはたくさんの絵本が並び、自由に手に取って読むことができます。
小さなお子さんと一緒に絵本を楽しんだり、静かな空間でほっと一息ついたり。
絵本の世界観を感じながら、旅の途中に心を癒せる場所として人気です。
自然と文化が調和する町・剣淵町
この道の駅がある剣淵町は、北海道のほぼ中央に位置する小さな町。
広がる田園風景や四季折々の自然が魅力で、のどかな雰囲気に包まれています。
地域全体で「絵本の町づくり」に取り組んでおり、町を歩けばあちこちで絵本にまつわるアートや展示に出会えるのも特徴のひとつ。
豊かな自然と文化が共存する、心やすらぐ場所です。
2025年に向けてさらに進化中
2025年には新たな施設の整備やイベントの企画が進んでおり、今後ますます注目が高まりそうです。
たとえば、親子で楽しめる体験型コーナーの拡充や、地元の食材を使った新しいフードメニューの開発など、訪れる人にとってうれしいニュースが盛りだくさん。
より快適に過ごせるよう、施設のバリアフリー化や観光案内の充実も進められています。
「また来たくなる道の駅」として、これからの展開にも期待が高まります。
訪れたら外せない!注目の施設と見どころ
親子でのんびり過ごせる絵本コーナー
絵本の里けんぶちを訪れたら、まず立ち寄ってほしいのが絵本コーナー。
室内には絵本がずらりと並び、自由に読める開放的な空間が広がっています。
小さな子どもと一緒にお気に入りの絵本を読んだり、静かに物語の世界に浸ったりと、誰もがゆったりとした時間を過ごせる場所です。
季節ごとに変わる展示や、地域の子どもたちによる作品の紹介など、何度訪れても新しい発見があります。
地元の美味しさが並ぶ産直市場
道の駅内の産直市場では、剣淵町や近隣で育った採れたての野菜や果物がずらりと並びます。
地元ならではの加工品やお惣菜も充実していて、旅の途中で立ち寄るのにぴったりな“食の宝庫”です。
特に朝一番に並ぶ野菜は新鮮そのもので、地元の人にも観光客にも人気。
手頃な価格で購入できるのも魅力のひとつで、お土産にも喜ばれます。
思わず写真を撮りたくなる景観とアート
道の駅のまわりには、広々とした芝生や季節の花々が彩る庭があり、晴れた日にはのんびり散策するのもおすすめです。
建物のあちこちには、絵本の世界観を感じさせるオブジェやアートが点在していて、どこを切り取ってもフォトジェニック。
自然と芸術が溶け合う空間は、訪れる人をやさしく包み込み、思い出に残る時間を演出してくれます。
地元の味を堪能!けんぶちグルメをチェック
地元の恵みが詰まったご当地バーガー
けんぶちを訪れたなら、ぜひ味わいたいのが地元の素材を活かしたオリジナルバーガー。
なかでも注目なのは、地元ブランド牛「けんぶち和牛」を使ったパティ。噛むたびに肉の旨みが広がり、ジューシーなのにしつこくない絶妙な味わいです。
シャキッとした地元野菜との相性も抜群で、思わず笑顔になるおいしさ。
屋外のベンチで自然を感じながら食べれば、旅の思い出もひときわ鮮やかになるはずです。
季節ごとの味覚も楽しみのひとつ
けんぶちの道の駅では、季節の移ろいに合わせたメニューも充実しています。
春は山菜やアスパラ、夏はとうもろこしやトマト、秋にはかぼちゃやきのこなど、北海道ならではの旬の味を楽しめるのが魅力です。
訪れる時期によって出会える料理が変わるので、何度行っても新しい発見があります。
「今回はどんな味があるかな?」と、ワクワクしながら訪れるのも楽しみ方のひとつです。
甘いひとときを過ごせるカフェタイム
ちょっと一息つきたいときに立ち寄りたいのが、道の駅内にあるカフェスペース。
濃厚で後味のすっきりとしたソフトクリームは、地元の新鮮な牛乳から作られた人気メニューです。
ほかにも、地元産の食材を使った焼き菓子や季節のスイーツが並び、甘いもの好きにはたまらないラインナップ。
窓から見える自然の景色を眺めながら、ゆっくりとカフェタイムを楽しめば、旅の疲れもふっと癒されそうです。
子ども連れでも安心!充実したファミリー向けサービス
授乳室・キッズスペースの使い勝手
小さなお子さんと一緒にお出かけする際に気になるのが、授乳やオムツ替えなどの設備が整っているかどうか。
絵本の里けんぶちでは、清潔で落ち着いた雰囲気の授乳室やおむつ交換台が用意されており、赤ちゃん連れでも安心して利用できます。
また、館内には子どもが靴を脱いで遊べるキッズスペースもあり、旅の合間にリラックスできる時間を提供してくれます。
保護者の目が届きやすいレイアウトになっているため、大人も安心して見守ることができます。
遊べる体験エリアで家族の思い出作り
館内外には、子どもが夢中になれる体験型のエリアが充実しています。
木のおもちゃや絵本を使った遊びはもちろん、絵本のキャラクターにちなんだ仕掛けや展示もあり、遊びながら自然と学びにつながる工夫が随所に。
季節によっては絵本作りのワークショップや、地元の素材を使った簡単なクラフト体験など、親子で参加できるイベントも開催されているので、ぜひチェックしてみてください。
天候に左右されず楽しめる屋内施設も
北海道の天気は変わりやすく、特に小さなお子さん連れの場合は屋内で安心して過ごせる場所があると心強いもの。
絵本の里けんぶちの館内は、ゆったりとしたスペースに遊びや休憩の場所が整っており、雨や雪の日でも快適に過ごすことができます。
絵本スペースやカフェで過ごす時間はもちろん、室内の展示を楽しみながら家族みんなでリラックスできる空間が広がっています。
天候に左右されないのは、旅先ではとても大きな安心ポイントです。
アクセス・駐車場・基本情報まとめ
車でも電車でもOK!スムーズな行き方ガイド
絵本の里けんぶちは、北海道のほぼ中央にある剣淵町に位置しています。
旭川市内からは車でおよそ1時間、国道40号線を利用すれば迷わずアクセスできるので、ドライブコースにもぴったり。
公共交通機関を利用する場合は、JR宗谷本線の「剣淵駅」が最寄りですが、駅から道の駅までは車で5分ほど距離があります。
徒歩ではやや遠いため、駅からはタクシーやレンタカーを使うと安心です。
広々駐車場とEV対応もうれしいポイント
施設にはゆったりとした駐車スペースが用意されており、普通車から大型車まで幅広く対応しています。
週末や観光シーズンでも停めやすい広さがあり、混雑時でも比較的スムーズに利用できます。
また、電気自動車(EV)用の充電スタンドも完備されており、環境に配慮した旅をしている方にも便利です。
すべての駐車スペースは無料で利用できるので、ゆっくりと滞在できます。
営業時間や利用案内を事前にチェック
道の駅の営業時間は通常9:00〜18:00前後ですが、季節や曜日によって多少前後することがあります。
飲食店やカフェコーナーの営業時間は個別に設定されていることも多いため、訪問前に公式サイトで最新情報を確認するのがおすすめです。
基本的に年中無休ですが、年末年始や冬季の一部期間は休業する場合もあるため注意が必要です。
直売所や絵本スペース、トイレなどの施設は誰でも自由に利用できるので、旅の合間にふらっと立ち寄るのも大歓迎です。
周辺エリアも満喫!一緒に楽しみたい観光プラン
気軽に立ち寄って楽しむ短時間コース
旅の途中でふらっと立ち寄りたい方には、1〜2時間ほどの滞在でも十分楽しめる内容がそろっています。
まずは絵本コーナーで少し読書を楽しんでから、新鮮な野菜や特産品が並ぶ直売所をのぞいてみるのもおすすめ。
テイクアウトしたバーガーやソフトクリームを片手に、外のベンチでひと休みするのも気持ちがいいですよ。
さっと立ち寄るだけでも、けんぶちらしい温もりを感じられる時間が過ごせます。
ゆっくり過ごすなら、半日コースがぴったり
少し時間にゆとりがあるなら、半日かけてのんびり過ごすのもおすすめです。
午前中は道の駅で絵本やアートに触れながら穏やかな時間を過ごし、地元の食材を使ったランチで心もお腹も満たしましょう。
その後は、近くにある「絵本の館」へ足を運べば、絵本の原画や貴重な資料の展示が楽しめます。
静かな田園風景のなかで、家族やパートナーとの豊かな時間が流れるひとときになるはずです。
もうひと足のばして、周辺観光も一緒に
時間に余裕がある方や、道北を広く巡りたい方には、近隣の観光地とのセットプランもおすすめです。
車で30分ほどの士別市には、羊たちがのんびり過ごす「羊と雲の丘」や、地元の味覚が楽しめるレストランがあります。
また、美瑛や富良野といった人気エリアにもアクセスしやすく、花畑や丘の景色をめぐるドライブとも相性抜群。
「絵本の里けんぶち」を旅の一部に加えることで、心に残るやさしい風景と出会える旅になることでしょう。
まとめ|けんぶちの魅力をギュッと詰め込んだ道の駅
北海道・剣淵町にある「道の駅 絵本の里けんぶち」は、旅の途中に立ち寄るだけでなく、思わず長居したくなるような居心地のいい場所です。
絵本に囲まれた温かな空間、新鮮な地元野菜やご当地グルメ、そして子ども連れでも安心して過ごせるやさしい配慮。どれを取っても、ここでしか味わえない魅力にあふれています。
ゆったり絵本を読んだり、おいしいランチを楽しんだり、天候を気にせずのんびり過ごせるのも嬉しいポイント。
ドライブの休憩に立ち寄るのはもちろん、ちょっとした小旅行の目的地としてもぴったりです。
自然の中で、心がふっとほどけるようなひとときを過ごしたい方に。
「また来たいな」と思える道の駅、それが絵本の里けんぶちです。
道の駅「絵本の里けんぶち」とは?
やさしい空気が流れる道の駅
北海道・剣淵町にある「道の駅 絵本の里けんぶち」は、地元の人たちに愛されながら、観光客にも親しまれている心地よい場所です。
旅の途中にちょっと休憩するだけでなく、新鮮な野菜や特産品を買ったり、ほっと一息つけるカフェでくつろいだりと、さまざまな楽しみ方ができます。
広い駐車場や清潔なトイレ、観光案内も整っているので、安心して立ち寄れる道の駅としてリピーターも多く訪れています。
絵本の世界にふれられる、ちょっと特別な場所
この道の駅の最大の魅力は、「絵本の町・けんぶち」らしさがぎゅっと詰まっていること。
館内には絵本が並び、誰でも自由に手に取って読むことができます。
やわらかな照明や木のぬくもりを感じる内装は、まるで絵本の世界に入り込んだような雰囲気。
施設の外には絵本に登場しそうなキャラクターのオブジェやフォトスポットも点在していて、子どもだけでなく大人もつい足を止めてしまうような仕掛けが随所にあります。
アクセスとまわりの見どころ
道の駅は、国道40号線沿いにあり、旭川からは車でおよそ1時間。道もわかりやすく、ドライブ途中の立ち寄りにもぴったりです。
公共交通を使う場合はJR宗谷本線の「剣淵駅」からタクシーで数分ほど。駅からはやや距離があるため、車移動が便利です。
近くには「絵本の館」や、自然の風景が広がる散策スポットもあり、のんびりとした1日を過ごすにはちょうどいい立地です。
さらに少し足をのばせば、羊たちとふれあえる士別市の「羊と雲の丘」などもあり、道北エリアの魅力をぐるっと楽しむことができます。
道の駅で楽しむ食事
地元のおいしさを味わえるレストラン
旅の途中で立ち寄った道の駅で、その土地ならではの味を楽しめたら、きっと心に残るひとときになります。
絵本の里けんぶちには、地元の食材を活かした料理をゆっくり味わえるレストランがあります。
なかでも人気なのは、けんぶち和牛を使ったハンバーグや定食。やわらかくて旨みのあるお肉と新鮮な野菜の組み合わせが絶妙で、思わず笑顔になってしまいます。
観光客だけでなく、地元の人たちからも愛されている味です。
人気のお店をチェックしよう
どこで食べようか迷ったら、訪れた人たちの声を参考にしてみるのもひとつの方法です。
中でも評判なのが、けんぶち和牛のメニューが揃う定食屋さんや、濃厚なミルクの風味が楽しめるソフトクリーム店、そして焼きたてパンが並ぶベーカリー。
お腹の空き具合に合わせて、お食事にも軽めのスナックにもぴったりな選択肢がそろっています。
ちょっとずつ食べ歩くのも、道の駅グルメの楽しみ方のひとつです。
季節の恵みをいただくやさしい味
剣淵町の道の駅では、その時期に採れた旬の食材を取り入れたメニューが豊富に用意されています。
春の山菜、夏のとうもろこし、秋のかぼちゃやきのこなど、四季の移ろいを感じられる料理は、どれもどこか懐かしく、心がほっとする味わいです。
地元の農家さんの想いが伝わってくるような、素朴で丁寧な味付けも魅力のひとつ。
食を通じてこの町のあたたかさに触れられる、そんな時間が流れています。
パンやスイーツでひと休み
しっかりとした食事もいいけれど、ちょっと甘いものが欲しくなったときは、ベーカリーやスイーツコーナーへ足を運んでみてください。
地元の牛乳や小麦を使ったパンはどれもやさしい味わいで、朝早くから売り切れるほどの人気ぶり。
季節の素材を使ったスイーツや手づくりの焼き菓子も揃っていて、旅のおともやお土産にもぴったりです。
外の景色を眺めながら、カフェスペースでのんびり過ごす時間も、けんぶちならではの魅力のひとつです。
アクティビティとイベント
季節ごとに楽しめる催しがたくさん
絵本の里けんぶちでは、一年を通じてさまざまなイベントが開かれています。
春は山菜や地元食材を楽しめる食のイベントや、絵本をテーマにしたフェア、夏は親子向けのワークショップや屋外でのマルシェが人気です。
秋には収穫の季節を祝うフェスティバル、冬にはあたたかい飲み物や絵本の読み聞かせなど、季節の風景とともに楽しめる企画がたくさん。
訪れるたびに違う表情を見せてくれるのも、この場所の魅力のひとつです。
親子で参加できる体験も充実
けんぶちの道の駅周辺には、ちょっとした体験ができる場所もあります。
たとえば、木を使ったものづくり体験や、絵本にちなんだクラフト教室などは、小さなお子さん連れでも気軽に参加できる内容です。
オリジナルのスタンプラリーやキャラクター探しの散策など、遊びながら学べる仕掛けもたくさん用意されています。
ほんの短い時間でも、思い出に残る楽しいひとときが過ごせるはずです。
自然に包まれて過ごすキャンプ時間
道の駅から少し足をのばした場所には、緑に囲まれた「けんぶち絵本の里家族旅行村キャンプ場」があります。
テントを張って本格的に楽しむのはもちろん、手軽に泊まれるバンガローもあるので、キャンプが初めての方でも安心です。
設備もきれいに整っていて、炊事場やシャワーも完備。日中は道の駅で買った食材でバーベキュー、夜は星空の下でのんびり過ごす時間は、日常を忘れさせてくれる特別な体験になるでしょう。
旅のプランにぴったり!モデルコースと季節の楽しみ方
旅の途中にちょうどいい立ち寄りスポット
絵本の里けんぶちは、北海道を巡るドライブ旅にぴったりな立地にあります。
たとえば、朝に美瑛や富良野で景色を楽しんだあと、昼過ぎにけんぶちに立ち寄って、道の駅でランチやお買い物をするというコースはとても人気。
店内でほっと一息つきながら絵本を読んだり、手づくりパンを買ってテラスでのんびり過ごすのもおすすめです。
1日たっぷり使えるなら、「絵本の館」でアートや原画を鑑賞したあと、車で少し足を延ばして士別市の「羊と雲の丘」へ行ってみるのも◎。
のどかな風景と地元の味を巡る、やさしい時間が流れるルートです。
季節によって楽しみ方が変わるのも魅力
けんぶちを訪れるなら、季節ごとの違いを味わうのも楽しみのひとつです。
春はやわらかな日差しとともに山菜や花が顔を出し、道の駅のメニューにも春らしい彩りが加わります。
初夏は田んぼの緑がまぶしく、風を感じながらのサイクリングや散策が心地よい時期。
夏は子ども向けのワークショップやマルシェなどのイベントが盛り上がり、家族連れにとっては一番活気ある季節です。
秋になると新米やかぼちゃ、とうもろこしなどが直売所にずらりと並び、食べ歩きも充実。
そして冬には雪に包まれた静かな風景の中で、あたたかいカフェや絵本コーナーでのんびり過ごす時間が心に残ります。
どの季節も、それぞれ違った表情で迎えてくれるのが、けんぶちの素敵なところです。
週末に出かけたい、けんぶちののんびり旅
気軽に楽しめる1泊2日のリフレッシュ旅
週末は、ちょっとだけ日常から離れて、自然と絵本のやさしさに触れる旅はいかがでしょう。
朝はのんびり出発して、途中で美瑛や富良野の景色を楽しみながら、午後には剣淵町へ。
道の駅で地元の味を楽しんだり、手づくりのパンやスイーツをテイクアウトしてベンチでくつろいだり。
時間に追われず、自分のペースで過ごせるのがこの町のいいところです。
夜は近くの温泉に泊まるもよし、キャンプで星空を眺めるのもよし。
翌日は「絵本の館」で静かなひとときを過ごしてから、お気に入りの風景を探しながら帰路へ。
がんばりすぎない旅だからこそ、心がほどける週末になるはずです。
家族で楽しめるやさしい時間
小さな子どもと一緒の旅は、移動のしやすさや設備の整い具合も気になりますよね。
けんぶちの道の駅には、キッズスペースや授乳室、おむつ替えシートなどがしっかり整っていて、安心して立ち寄れます。
絵本が自由に読めるスペースでは、親子でゆっくりページをめくる時間も。
天気がよければ芝生広場で思いっきり体を動かすのもおすすめ。
ものづくり体験やスタンプラリーなど、遊びながら楽しめる工夫もたくさん詰まっています。
予定を詰め込まなくても、自然に笑顔があふれるような、そんな家族旅が叶います。
ふたりだけの静かな休日を
気取らない場所で、ふたりの時間を大切にしたい。そんな旅をしたい方には、けんぶちがちょうどいい距離感です。
道の駅でおいしいランチを楽しんだあとは、ベーカリーでパンを選んで、外のベンチで一緒に過ごす穏やかな午後。
懐かしい絵本を手に取れば、自然と会話もはずみます。
そのあとは「絵本の館」やのどかな風景を眺めながら、静かなドライブへ。
夕方には温泉につかり、日が落ちる頃には空を見上げながら、ゆったりとした夜を過ごして。
観光地をめぐる忙しい旅ではなく、ふたりの時間を深める穏やかな旅。そんな過ごし方もここにはあります。
それぞれの旅に寄り添う、けんぶちでの週末
落ち着いた時間を楽しみたい大人の旅
慌ただしい毎日から少し距離を置いて、静かに深呼吸できる場所へ出かけたい。
そんな時にぴったりなのが、北海道・剣淵町にある「絵本の里けんぶち」です。
館内はゆったりとしたつくりで、ベンチに座って絵本を手に取るだけでも、心がほっとするような空間が広がっています。
素材にこだわった定食や、野菜のうまみがぎゅっと詰まったスープ、やさしい甘さのスイーツなど、体にしみる味が楽しめるのも魅力。
季節の展示を見ながら、ゆっくりと過ごす時間は、心と体にやさしい旅になります。
気ままに過ごす、ひとり時間の心地よさ
予定を詰め込まず、自分のペースで動く“ひとり旅”。
けんぶちは、そんな静かな旅にぴったりの場所です。
道の駅に併設されたカフェでコーヒーを飲みながら、外を眺めてぼんやりする。
本棚からふと手に取った絵本を読みながら、懐かしい気持ちになる。
そんな“何もしない時間”が、思いがけず心を満たしてくれたりします。
人と話すのが少し面倒な日も、ここでは無理せず、心地よい距離感で過ごせます。
疲れたときの「ひとりになりたいけど、完全にひとりではいたくない」——そんな気持ちに、そっと寄り添ってくれる場所です。
四季が織りなすけんぶちの表情
けんぶちの魅力は、季節ごとにまったく違う表情を見せてくれるところにもあります。
春はまだ少し肌寒い風の中に、ふっと春の匂いがまざりはじめ、道の駅には山菜や新じゃがが並びます。
初夏になると田んぼの緑がまぶしく、外で食べるソフトクリームが格別。
夏の空は高く、マルシェや体験イベントなど、にぎやかさも増していきます。
秋が深まると、紅葉とともにかぼちゃやきのこの味覚が登場し、食べる楽しみもひときわ豊かに。
そして、雪に包まれる冬。
道の駅のカフェであたたかい飲み物を片手に、静かにページをめくる時間は、まるで絵本の中に入り込んだよう。
いつ訪れても、けんぶちは“そのときだけの旅”をそっと差し出してくれます。
夫婦ふたりで過ごす、けんぶち周辺のやすらぎ温泉宿
静けさに包まれる、心ほどけるひととき
北海道・剣淵町の「絵本の里けんぶち」を訪れたあとは、すぐ帰るのは少しもったいないかもしれません。
せっかくなら、近くの温泉宿に一泊して、ゆっくりと流れる時間を楽しんでみませんか?
田園風景に囲まれたこの地域には、派手さはなくとも、心が安らぐような小さなお宿がいくつかあります。
旅の思い出を語り合いながら、静かな夜をふたりで過ごす——そんな贅沢がここにはあります。
森に囲まれた眺望の宿「花神楽」
剣淵から車で30分ほどの東神楽町にある「ホテル森のゆ 花神楽」は、森と山に抱かれた落ち着いた温泉宿。
大きな湯船に身をゆだねれば、遠くに広がる大雪山の稜線が静かに目に映ります。
バリアフリーに配慮されたお部屋もあり、階段の上り下りが気になる方でも安心。
食事は北海道産の素材を活かした会席料理で、味も見た目もやさしく上品です。
ほっと落ち着ける町の温泉「美し乃湯」
士別市内にある「ホテル美し乃湯温泉」は、旅館というより“地元の人に愛されるお風呂屋さん”のようなあたたかさがあります。
源泉かけ流しの湯はやわらかく、体の芯までぽかぽか。
客室や館内も気取りがなく、初めてでもどこか懐かしい気持ちにさせてくれます。
豪華な料理ではありませんが、地元のお米と味噌汁がしみじみおいしく、心から満たされる宿です。
木の香りに癒やされる「塩狩ヒュッテ」
少し足をのばして、塩狩峠のふもとにある「塩狩ヒュッテ」もおすすめです。
木のぬくもりに包まれたこの宿は、騒がしさとは無縁の空気が流れています。
本を読んだり、囲炉裏を囲んでお茶を飲んだり。
どこか昔を思い出すような空間で、会話も自然と穏やかに。
地元の食材を使った素朴な食事は、派手ではないけれど、ひと口ごとにあたたかさを感じます。
旅の余白をつくる、そんな宿選びを
いい宿というのは、疲れを癒すだけでなく、気持ちにゆとりを与えてくれる場所。
けんぶちの旅のしめくくりに、そうした宿があれば、思い出はより深く心に残ります。
観光を楽しんだあとの夜は、あえて静かな場所で。
夫婦ふたり、ことば少なでも心通う時間が、ここではきっと過ごせます。
気ままに味わう、ひとり旅と道の駅の心地よい関係
ひとりの旅は、自分を大切にする時間
誰かと過ごす旅もいいけれど、たまには自分のためだけに時間を使いたい——そう感じる日もあります。
予定に縛られず、歩きたいときに歩き、止まりたいときに止まる。
そんなひとり旅にそっと寄り添ってくれるのが、北海道・剣淵町にある「絵本の里けんぶち」です。
ここには、無理をせずに過ごせる空気があります。
気張らずに立ち寄れて、ちょっと食べて、少し休んで、また歩き出す。
そんな、心に余白をつくるような時間が流れています。
好きなものを、好きなだけ。自由な味わい方
けんぶちの道の駅には、ひとりでも気兼ねなく楽しめる食がたくさん。
ボリューム満点の和牛バーガーもあれば、地元の野菜を使ったスープやお惣菜もあり、どれも温かみのあるやさしい味です。
食堂でゆっくり食事をするのもいいし、ベーカリーでパンを買って外のベンチでいただくのもおすすめ。
そのときの気分で“ちょっとずつ”を選べるのも、ひとり旅ならではの贅沢です。
食後の時間も、楽しみのひとつに
ごはんを食べたあと、急いで次の目的地へ向かう必要はありません。
道の駅の館内には、絵本が並ぶ静かなスペースがあり、ふと手に取った一冊に思わず心を奪われることも。
外を眺めながらぼーっと過ごすのもいいし、お土産コーナーで気になる品をゆっくり選ぶのも楽しい時間。
「何をするか」よりも、「どう過ごすか」を大切にしたい——そんな旅にはぴったりの場所です。
また来たくなる場所との出会い
ひとりで出かける旅は、どこか勇気がいるもの。
でも、けんぶちの道の駅には“ひとりでいること”を自然に受け入れてくれるあたたかさがあります。
誰かに話しかけられなくても寂しくないし、誰にも急かされないからこそ心地よい。
食べたいものを食べて、本を読んで、気ままに歩く。
そんな旅の終わりに、きっと「またふらっと来たいな」と思わせてくれる場所です。
けんぶちで見つける、自分をととのえる旅支度と過ごし方
心も体も軽くなる、ひとり旅の装い
一人で旅に出かけるとき、服装は自由そのもの。だけど、どこかに“自分らしさ”をまとっていたい。
けんぶちのように自然と静けさが心地よい場所には、動きやすくて、見た目にもやさしい装いがよく合います。
たとえば、肌なじみのよい柔らかいトップスに、ゆったりとしたパンツ。足元は長時間歩いても疲れにくいスニーカー。
ショルダータイプの小ぶりなバッグには、読みかけの文庫本と、ちょっとしたおやつを。
無理に飾らなくても、丁寧に選んだ一着があれば、それだけで旅の気分は高まります。
アクセサリーも控えめに。自分だけがわかる「好き」をそっと身につけて。
それはきっと、誰に見せるでもない、静かな自信につながるはずです。
けんぶちをめぐる、1泊2日の静かな旅
初日:深呼吸からはじまる午後
朝は少しゆっくり出発して、道中の景色を楽しみながらのんびりドライブ。
昼ごろに道の駅へ着いたら、まずは地元野菜のスープやご当地バーガーでお腹を満たして。
午後は絵本の棚をゆっくり眺めて、気になった1冊を手に取り、ページをめくる。
特別な予定がなくても、静かな時間の中に、たくさんの“満ち足りた瞬間”が見つかります。
そのあとは「絵本の館」へ。原画やアート作品に触れることで、自分の感覚も少しずつほどけていきます。
夕方には、近くの温泉宿へ。
湯けむりの中で深呼吸をし、地元の味を静かに味わい、日記に今日のことを少しだけ書いてから、早めにおやすみなさい。
2日目:静けさを持ち帰る朝
目が覚めたら、まだ薄明るい外の景色を眺めながら、朝風呂へ。
あたたかい湯に包まれていると、不思議と昨日よりも心が軽くなっている気がします。
宿を出たら、もう一度道の駅へ。お気に入りのパンとコーヒーを買って、外のベンチでゆっくり朝食。
誰に急かされるでもなく、ただ“今ここにいる”ことを感じる時間です。
そのまま帰路についてもいいし、気が向いたら近くの町に寄り道して、もう少しだけ旅を続けても。
ひとりの時間をきちんと味わうことで、自分の中にある静けさにまた出会える。
そんな2日間になりますように。
四季のけんぶちをめぐる、やさしい旅の一日
北海道・剣淵町にある「絵本の里けんぶち」は、季節の移ろいとともに表情を変えていく場所。
春の柔らかな風、夏のきらめく陽ざし、秋の実り、そして冬の静けさ——。
どの季節に訪れても、自分のリズムでゆったりと過ごすことができます。
ここでは、そんなけんぶちの四季を楽しむための1日旅プランを、時間の流れにそってご紹介します。
春|草花の芽吹きとともに歩き出す日
- 午前10時 雪解けの景色を眺めながら、のんびり車で剣淵へ
- 11時半 道の駅で春野菜たっぷりのランチを
- 13時 絵本の棚から1冊を選んで、静かな読書タイム
- 14時 「絵本の館」で展示をゆっくり巡る
- 15時半 アスパラや山菜など、春の恵みを直売所で購入
- 16時 ソフトクリームを片手に、外のベンチでひと休み
夏|青空の下で深呼吸する午後
- 午前9時半 爽やかな朝、道北の景色を楽しみながら出発
- 11時 冷たいとうもろこしスープや夏野菜のカレーで昼食
- 12時半 芝生に寝転んで、木陰でのんびり
- 13時半 クラフト体験で、旅の思い出をひとつ形に
- 15時 パン工房で焼き立てのパンとひんやりスイーツを
- 16時 夕暮れ前に、ゆるやかな気持ちで帰路へ
秋|色づく風景の中で味わう静けさ
- 午前10時 紅葉を楽しみながらけんぶちへドライブ
- 11時半 煮込みハンバーグや根菜料理で心も体もあたたまる
- 13時 読書の秋にぴったりな絵本と出会う時間
- 14時 かぼちゃやりんごなど、秋の味覚をお土産に
- 15時 香り高い珈琲と季節のケーキでカフェタイム
- 16時 絵本の館で企画展示をじっくり楽しんでから帰路へ
冬|静寂と温もりが交差するひととき
- 午前10時半 雪道に気をつけながら、ゆっくりと道の駅へ
- 11時半 温かいスープとパンで、やさしい昼ごはん
- 12時半 館内の絵本スペースで、時間を忘れてページをめくる
- 13時半 冬の原画展や読み聞かせのイベントにふれる
- 15時 あたたかい飲み物と焼き菓子で、ひと息いれる
- 16時 雪景色を名残惜しく眺めながら帰り道へ
どの季節にも、その時だけの旅がある
けんぶちの旅に正解はありません。
心のままに立ち寄り、気になったものを味わい、少し休んでまた歩く。
そんな自然な時間の流れが、旅のかたちになります。
どの季節に訪れても、そのときの空気、そのときの色彩、そのときの一杯のスープが、
心にそっと残ってくれるはずです。
静かに過ごす、道の駅けんぶちの車中泊
穏やかな夜を迎える場所
北海道・剣淵町にある「道の駅 絵本の里けんぶち」は、どこかほっとする雰囲気が漂う道の駅です。
ドライブの途中で立ち寄る人も多いこの場所は、実は車中泊にも向いている静かなスポット。
広々とした平坦な駐車スペースと、静寂に包まれた環境は、夜の休息にぴったり。
にぎやかさとは無縁の、落ち着いた時間が流れています。
利用する前に知っておきたいこと
夜間でも利用できる清潔なトイレがあるのは心強いポイントです。
ただし、ごみ箱や給水設備は設けられていないため、ゴミは持ち帰るのがマナー。
テントやテーブルを広げるようなキャンプ行為は控え、あくまで車中で静かに過ごす形が望ましいです。
営業時間中であれば、焼きたてパンのベーカリーや地元食材を使ったレストランも利用できます。
翌朝の朝食をここで済ませるのも楽しみのひとつになるでしょう。
入浴は近隣の温泉施設へ
道の駅には入浴設備はありませんが、車で20分ほどの距離にある「美し乃湯温泉」(士別市)がおすすめです。
日帰り入浴ができるので、車中泊前に立ち寄れば、より快適に夜を過ごせます。
タオルの貸し出しもあり、手ぶらでも利用しやすいのがうれしいポイントです。
快適に過ごすための心くばり
静かな場所だからこそ、周囲への気配りは忘れずに。
アイドリングは控え、夜間の話し声や照明も必要最小限にとどめましょう。
また、長時間の場所取りや洗濯・調理行為などは避け、「一晩だけお世話になる」という気持ちで利用することが大切です。
気持ちよく過ごせる環境をみんなで守っていきたいですね。
朝の道の駅を味わう
朝になったら、ぜひ道の駅の開店にあわせて中を訪れてみてください。
絵本に囲まれた静かなスペースや、地元の新鮮な野菜が並ぶ直売所、ほんのり甘いパンの香りが広がるベーカリー。
一晩車中泊をしたあとには、そんなやさしい風景が何よりのご褒美になるかもしれません。
まとめ:やさしい土地で、やさしく泊まる
「道の駅 絵本の里けんぶち」は、派手な施設ではありませんが、静かで清潔、そしてどこかぬくもりを感じる場所です。
車中泊初心者の方にもおすすめできる、安心感のある立ち寄りスポット。
旅の途中に、ただ眠るだけでなく、ちょっと心をほどけるような場所を求めているなら。
ここは、その期待にそっと応えてくれる場所かもしれません。
なぜ剣淵町は「絵本の里」と呼ばれるようになったのか
小さな町と絵本の、不思議なめぐりあい
北海道のほぼ真ん中、山あいに広がるのどかな町・剣淵(けんぶち)。
今では「絵本の里」という愛称で親しまれていますが、はじめから絵本と深い縁があったわけではありません。
この場所がなぜ、絵本のまちになったのか——その理由には、町の人たちのまっすぐな想いが込められています。
過疎化に悩むなかで生まれた“心のまちづくり”
1980年代、剣淵町は他の地方と同じく、人口減少や地域の元気の低下と向き合っていました。
町に明るい話題を増やしたい。人が集まり、笑顔になれる場所をつくりたい。
そんな想いから町の人たちが話し合いを重ねた末、「絵本を通じてまちを元気にしよう」というアイデアが生まれました。
絵本は世代を問わず、誰の心にもやさしく届くもの。
子どもたちの未来はもちろん、大人の心にも灯りをともしてくれる——そんな可能性を、町は信じたのです。
町ぐるみで育てた“絵本のある暮らし”
この取り組みは少しずつ、でも確実に広がっていきました。
保育所や学校への絵本の寄贈、読み聞かせの活動、そして1991年には「絵本の館」がオープン。
館内には国内外の絵本がずらりと並び、原画展示やイベントも開催されるようになりました。
絵本は観光資源ではなく、暮らしの中にそっと根を張る存在として、今も町に息づいています。
絵本を通じて、人と人がゆるやかにつながる
「絵本の里けんぶち」として知られるようになった今も、町は変わらず静かでおだやかです。
けれど、そこにあるのは絵本のようにあたたかく、やさしさに満ちた空気。
旅人も、地元の人も、ふと立ち止まってページをめくるとき、どこかで心が通い合う——そんな風景がここにはあります。
おわりに
剣淵町が絵本の町と呼ばれる理由は、単に絵本を集めたからではありません。
人の心に寄り添うものとして、絵本という文化を選び、大切に育ててきたからこそ。
訪れる人も、きっとその“やさしい選択”を肌で感じられるはずです。
剣淵といえば? この町ならではの名物をめぐる旅
食べて感じる、けんぶちのやさしさ
北海道・剣淵町を訪れたら、まず味わってほしいのが「けんぶち和牛」。
きめ細やかな赤身とほどよい脂が魅力の和牛で、町内の食堂や道の駅でいただくことができます。
なかでも、シンプルに味わえるハンバーグやバーガーは旅人に人気。
ほかにも、地元野菜を使ったスープやカレー、季節の山菜料理など、素朴でしみじみとおいしいメニューがそろっています。
道の駅に併設されたベーカリーでは、けんぶち牛乳を使ったふわふわのパンや、絵本にちなんだ焼き菓子なども並びます。
食べることでこの町の空気が伝わってくるような、そんなグルメがたくさんあるんです。
この町の名物は「絵本」という文化そのもの
剣淵町を語るうえで欠かせないのが、絵本の存在です。
町全体が“絵本のある暮らし”を大切にしていて、訪れる人にもそれが自然と伝わってきます。
たとえば「絵本の館」では、国内外の絵本を自由に手に取って読めるだけでなく、原画展や作家イベントなども開催。
子どもだけでなく、大人もじっくり楽しめる空間です。
さらに、道の駅「絵本の里けんぶち」にも読み聞かせスペースがあり、移動の合間にほっと一息つけるやさしい場所となっています。
この町にとって、絵本は観光資源というより、“人と人をつなぐ道具”のような存在なのかもしれません。
いつ訪れても、風景が名物になる
剣淵の魅力は、食や文化だけにとどまりません。
広がる田んぼ、季節ごとに表情を変える丘、どこか懐かしさを感じる農村の風景。
そうした“何気ない景色”こそが、この町らしさをいちばんよく表しています。
春は緑が芽吹き、夏は空が高く、秋は稲穂が金色に揺れ、冬は真っ白な静けさに包まれる——。
そんな四季のリズムが、この町の名物そのものだと思わせてくれます。
まとめ|この町の名物は、「やさしさ」です
「剣淵って何が名物なの?」という問いに、ひとことで答えるのは意外と難しいかもしれません。
けれど、食べものも、絵本も、風景も、すべてに共通しているのは“やさしさ”です。
訪れた人がゆっくり深呼吸できるような空気。
ふと立ち止まって笑顔になれるような出会い。
そんな時間をくれるのが、剣淵という町のいちばんの名物なのかもしれません。
からだにやさしい剣淵の特産品。いま注目のキヌアって?
絵本の町に、意外な“スーパーフード”が
絵本の里として知られる北海道・剣淵町。
自然豊かなこの土地では、昔からお米や野菜、牛肉などが育てられてきましたが、
ここ数年、ひそかに注目を集めている特産品があります。
それが、「キヌア」。
もともとは南米で栽培されていた雑穀ですが、剣淵でも気候や土壌が合い、農薬を使わず丁寧に育てられています。
全国でもまだ珍しい“北海道産キヌア”として、健康志向の人たちの間でじわじわ人気が広がっています。
剣淵のキヌアって、どんな味?
見た目は小さなつぶつぶ。
火を通すとぷちぷちとした食感になり、ほんのりナッツのような香ばしさも感じられます。
クセがないので、和食・洋食を問わずどんな料理にも合わせやすく、
そのまま炊いてごはんに混ぜたり、スープに入れたり、サラダにトッピングしたりと使い方は自由自在。
少量加えるだけで、食物繊維やたんぱく質、ミネラルなどの栄養がしっかり摂れるのもうれしいポイントです。
キヌア、どうやって食べるの?
初めての方におすすめなのは、「白米に混ぜて炊く」食べ方。
2合のごはんに大さじ1ほどのキヌアを加えるだけで、食感に変化が出て、噛むたびに味わいが深まります。
また、ゆでて冷ましておけば、サラダのトッピングにもぴったり。
ミネストローネなどのスープにひとさじ加えると、食べごたえがぐんとアップします。
つなぎとして使えば、ハンバーグやコロッケも軽やかに仕上がりますよ。
旅の途中で出会える“キヌアグルメ”
剣淵町では、道の駅やイベントでキヌアを使ったメニューや商品が少しずつ増えてきています。
たとえば、焼き立てのキヌア入りパン、地元野菜と合わせたスープ、ほんのり甘いキヌアクッキーなど。
どれも無理せず、自然に取り入れられる味わいで、気づけば体がよろこんでいるような、そんなおいしさです。
旅のおみやげに、自分へのご褒美に。
“剣淵産”というやさしさが詰まった一品を、ぜひ手に取ってみてください。
おわりに
剣淵町の特産品と聞くと、和牛やお米を思い浮かべる方も多いかもしれません。
でも今、静かにその存在感を広げているのが、からだにやさしいスーパーフード「キヌア」です。
大きな声で主張しないけれど、毎日の暮らしに寄り添ってくれるような存在。
そんなキヌアと出会えるのも、剣淵という町の魅力のひとつかもしれません。
ふらりと立ち寄って癒される、剣淵町のやさしい道の駅
本の世界に出迎えられる道の駅
北海道・剣淵町にある「道の駅 絵本の里けんぶち」は、ほかの道の駅とはちょっと違います。
ここは“絵本”がテーマ。建物の中に入ると、木の香りとともに、絵本が静かに並ぶ空間が出迎えてくれます。
小さな子どもはもちろん、大人でもつい手に取りたくなる絵本の数々。
静かな時間が流れる中、ページをめくっていると、どこか心がやわらかくなっていくのを感じます。
地元の味を、気軽に味わう楽しみ
館内のフードコーナーでは、剣淵産の和牛を使ったバーガーが人気。
ジューシーなパティにふんわりバンズ、ボリュームがありながら重すぎず、ドライブ中の軽い食事にもぴったりです。
他にも、地元野菜のスープや、ベーカリーで焼かれる香ばしいパンなど、素朴だけど丁寧につくられた味が楽しめます。
どれも優しい味わいで、旅の途中にほっとひと息つきたいときにぴったり。
特産品やお土産も充実
道の駅には、地元野菜の直売コーナーや、ちょっとしたお土産品も揃っています。
剣淵で栽培されたキヌアや、絵本をモチーフにしたお菓子、地元産の加工品など、どれも手に取りたくなるものばかり。
「せっかくだから、なにか持ち帰りたいな」
そんな気持ちにそっと応えてくれる品ぞろえです。
道の駅というより、ひとつの物語の中にいるような場所
ここは、派手な観光施設ではありません。
けれど、静かであたたかな空気が漂っていて、車を降りた瞬間から時間がゆっくり流れていくような不思議な感覚があります。
休憩のつもりが、気がつけば長居してしまう。
そんな“余白のある場所”が、この道の駅にはありました。
まとめ|立ち寄るだけじゃもったいない、ここでしか味わえない時間
道の駅 絵本の里けんぶちは、「通りがかりに寄る場所」というより、「目的を持って訪れたくなる場所」。
食事やお買い物をするだけではなく、ほんの少し、自分と向き合えるような時間が流れています。
旅の途中で立ち寄ったら、ぜひ絵本のページをめくってみてください。
そこには、道の駅ではなく“物語の一場面”のような時間が待っています。
道の駅 絵本の里けんぶちに行く前に知っておきたい、トイレと営業時間のこと
トイレはある?安心して使える?
旅先で気になる施設のひとつが「トイレ」。
「道の駅 絵本の里けんぶち」には、24時間利用できる清潔なトイレが用意されています。
女性用・男性用に加え、バリアフリー対応の多目的トイレもあり、小さなお子さん連れや車椅子の方でも安心して使える設備が整っています。
夜間のドライブ中や車中泊の休憩にも対応しているので、「トイレが心配で夜は寄りづらい…」という方にもおすすめできる場所です。
営業時間は何時まで?
「道の駅って夕方には閉まってしまうイメージがあるけど、何時までやってるの?」
そんな疑問にお答えすると、2025年7月時点では以下のようになっています:
- 売店・おみやげコーナー: 9:00~17:00
- レストラン(軽食含む): 11:00~15:00(ラストオーダー14:30)
- 絵本コーナー: 9:00~17:00
営業時間は季節やイベントによって変更されることもあるので、訪れる前に公式サイトでチェックしておくと安心です。
夜間でも立ち寄れる?
道の駅の館内施設は夕方には閉まりますが、駐車場とトイレは24時間開放されています。
夜遅くにドライブしている方、あるいは車中泊を予定している方にも便利です。
ただし、深夜帯は周囲も暗くなり人通りが少ないため、防寒・防犯などの備えはしておくとより安心して過ごせます。
まとめ|快適な休憩ポイントとして、覚えておきたい場所
「道の駅 絵本の里けんぶち」は、ドライブの途中に立ち寄るだけでなく、安心して休憩できる“やさしい場所”です。
トイレの清潔さやバリアフリー対応、日中のグルメ・おみやげ・絵本の楽しみまで、さまざまな世代にうれしい配慮がされています。
もし剣淵方面を通ることがあれば、少しだけ時間に余裕を持って、この道の駅でひと休みしてみてはいかがでしょうか。
季節の楽しみ、剣淵のVIVAマルシェへようこそ
剣淵の道の駅でひらかれる、ちいさなにぎわい
絵本の町・剣淵町にある「道の駅 絵本の里けんぶち」。
その敷地内で不定期に開かれるのが、VIVAマルシェというちょっと特別なイベントです。
地元の農家さんやクラフト作家が集まり、採れたての野菜や手づくりのパン、お菓子、小物などが並びます。
観光客はもちろん、地元の人たちもふらりと立ち寄る、あたたかい雰囲気に包まれたマルシェです。
新鮮な食材との出会いも
朝採れのトマトやとうもろこし、珍しい野菜が並ぶのもVIVAマルシェならでは。
「これ、どうやって食べたらおいしいの?」と直接農家さんに聞けるのも楽しいひととき。
スーパーとはひと味ちがう、顔の見える買い物ができるのはうれしいですね。
パンやスイーツ、小さな手しごとに心がときめく
キヌア入りのもっちりパン、地元産素材を使った焼き菓子、やさしい色合いの布小物や雑貨たち。
どれも作り手の気持ちがこもったものばかりで、見ているだけでもほっこりした気持ちになります。
旅の記念や、ちょっとした手みやげにもぴったりです。
のんびり過ごせる、まちと人をつなぐ空間
マルシェの会場は道の駅の屋外や広場で行われ、晴れた日には木陰でひと休みする人の姿も。
ときにはキッチンカーが来たり、簡単なワークショップが開かれることもあって、思いがけない出会いがあるのも魅力です。
どこか“まちの縁側”のような、地域と旅人をやわらかくつなぐ場所。
そんな雰囲気がVIVAマルシェにはあります。
開催日や時間をチェックしよう
VIVAマルシェは春〜秋を中心に週末や連休に不定期で開催されます。
直近のスケジュールは、道の駅の公式サイトやSNSで告知されることが多いので、訪れる前にチェックしておくと安心です。
まとめ|買う楽しさと、ふれる楽しさを
VIVAマルシェは、単なる“物販イベント”ではありません。
そこには、人の声や季節の気配、手づくりのぬくもりがあふれています。
おいしいものを見つけに、気になる雑貨を探しに、あるいはただ空気を感じに。
どんな理由でもきっと楽しめるはず。
剣淵に来たら、絵本のページをめくるような気持ちで、マルシェをのぞいてみてください。
おいしさも絵本のように広がる。道の駅「絵本の里けんぶち」で味わいたい名物いろいろ
まずはレストランへ。素朴でやさしい味にほっとする
旅の途中で立ち寄った道の駅。せっかくなら、地元のおいしいものをゆっくり味わいたい。
「絵本の里けんぶち」には、そんな願いをかなえてくれるレストランがあります。
おすすめは、けんぶち和牛を使ったカレー。
やわらかく煮込まれた牛肉と、スパイスの香りがほどよく効いたルーが、ごはんと絶妙にからみます。
一皿で心もおなかも満たされる満足感です。
噛むたびジューシー。とりももグリルも人気
もうひとつ注目したいのが、グリルした鶏もも肉のプレート。
こんがり焼かれた皮の香ばしさと、しっとりとした肉のうまみがたまりません。
付け合わせの野菜も地元産で、食べ応えがありながらもどこか家庭的なやさしさを感じさせる一皿です。
焼きたてパンの香りに誘われて
館内には、小さなベーカリーコーナーもあります。
ここでは、地元産のキヌアや小麦を使ったパンが人気。
ぷちぷちとした食感が特徴のキヌアパンや、ふんわりとした食パン、季節限定の甘いパンなどが並び、どれも手づくりのやさしさが感じられます。
朝ごはん用に買って帰るのはもちろん、その場でベンチに腰かけて食べるのもおすすめです。
濃厚なのに重くない、やさしいソフトクリーム
「ちょっと甘いものが欲しいな」というときにぴったりなのが、道の駅特製のソフトクリーム。
地元産の牛乳を使っていて、まろやかさの中にコクがありながら、後味はすっきり。
ドライブの途中のひと休みに、つい立ち寄ってしまいたくなる味わいです。
新鮮な野菜が並ぶ、地元の恵みの直売所
レストランやパンもいいけれど、おうちに帰ってからも“けんぶちの味”を楽しみたいなら、野菜の直売所へ。
その日採れたばかりのトマトやとうもろこし、葉物野菜がずらりと並び、旬の彩りに思わず目を奪われます。
買った野菜を宅配便で送ることもできるので、旅の途中でも安心。
料理がちょっと楽しみになる、そんなおみやげになります。
まとめ|味わいの中に、けんぶちのやさしさが詰まっている
「道の駅 絵本の里けんぶち」は、食べることそのものが旅の楽しみになる場所です。
どの料理にも、パンにも、ソフトクリームにも、野菜にも、この町の空気のようなやさしさが感じられます。
絵本のページをめくるように、ひとつひとつ味わってみてください。
きっと、帰り道にもその余韻が心に残るはずです。
親子でのんびり。絵本の里けんぶちで過ごす、やさしいひととき
家族にうれしい工夫がたくさんの施設
北海道・剣淵町にある「道の駅 絵本の里けんぶち」は、小さな子どもと一緒に立ち寄っても安心できる場所です。
館内は広々としていてベビーカーでも移動しやすく、絵本を読める休憩スペースや、靴を脱いでゆっくりできるコーナーもあります。
おむつ交換台や授乳室、多目的トイレも整っており、小さなお子さん連れでも不安なく過ごせるのが魅力。
天気がいい日には、外の芝生エリアで少し体を動かすこともできて、リフレッシュにもぴったりです。
想像の世界に触れられる「絵本の館」
道の駅からほど近い場所にある「絵本の館」は、剣淵町ならではの施設。
国内外の絵本がずらりと並ぶ館内は、ただ本を読むだけでなく、物語の世界を“感じる”空間になっています。
靴を脱いで入るふんわりした絵本スペースや、原画の展示、ゆったりとした閲覧席。
小さなお子さんが安心して本に触れられる工夫が行き届いています。
読み聞かせをしながら、親子で一緒に絵本の世界に没頭する時間は、きっと心に残る思い出になるはずです。
親子で楽しめるイベントも豊富
「絵本の館」や「道の駅」では、親子で楽しめるさまざまな催しが行われています。
季節の工作や塗り絵、手作り絵本の体験、地元のお兄さんお姉さんによる読み聞かせなど、子どもが夢中になれる時間が用意されています。
特に週末や長期休みの時期はイベントが充実しており、旅の途中でも気軽に参加できるのがうれしいところ。
開催スケジュールは施設のホームページやSNSで確認できます。
おわりに|家族みんなが笑顔になれる場所
絵本に囲まれながら、親子でほっとひと息つける「絵本の里けんぶち」。
遊び、読んで、触れて、過ごす時間は、日常とはちょっと違う特別なものになります。
子どもが楽しそうに笑うその横で、大人も思わず笑顔に。
そんな“やさしい旅の一日”を過ごしたいときに、ぜひ立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
のんびり過ごせる場所。道の駅「絵本の里けんぶち」の基本案内
ゆったり停められる駐車場と、気持ちよく使えるトイレ
北海道・剣淵町にある「道の駅 絵本の里けんぶち」は、道北のドライブ旅の途中に立ち寄るにはちょうどいい場所。
車でのアクセスが中心ということもあり、敷地内には広々とした駐車スペースが確保されています。
普通車はもちろん、大型車やキャンピングカーでも安心して利用できます。
また、トイレも24時間開放されていて、とても清潔。
バリアフリー対応の多目的トイレやおむつ替えスペースも備わっていて、子ども連れの家族やシニア世代の方にもやさしい設計になっています。
開館時間と利用のしやすさ
館内の利用可能時間は、朝9時から夕方5時ごろまで。
売店や絵本スペース、軽食コーナーなどがこの時間内に開いています。
ランチタイムに利用したい方は、レストランの営業が11時から14時半ごろまでと短めなので、少し早めの来店がおすすめです。
うれしいのは入館料がかからないこと。
ふらりと立ち寄って、絵本を読んだり、ベーカリーをのぞいたりするだけでも気軽に楽しめるのが魅力です。
※イベントや展示によっては、一部に参加費や観覧料が発生する場合があります。
アクセス方法|車でも電車でも訪問OK
道の駅は国道40号線沿いにあり、旭川からは車で1時間ほど。
名寄方面からもアクセスしやすく、美瑛や富良野などと組み合わせた日帰り旅にもぴったりの立地です。
公共交通機関を利用する場合は、JR宗谷本線の「剣淵駅」で下車し、そこからタクシーで5分ほど。
本数は少なめですが、電車旅でも訪れることは可能です。
なお、冬場は積雪が多くなるため、車で訪れる場合はスタッドレスタイヤの装着や天候のチェックを忘れずに。
おわりに|ちょっと立ち寄るだけで、心がゆるむ場所
絵本の里けんぶちは、ただの道の駅ではありません。
旅の途中で、ちょっと絵本をめくったり、地元のパンを食べたり、深呼吸するだけで不思議と心が落ち着く、そんなやさしい空間です。
駐車場やトイレといった基本の設備が整っているのはもちろんのこと、過ごし方の自由度の高さが魅力。
時間に追われず、ゆるやかな気持ちで過ごしてみてください。
訪れた人の声から見える、絵本の里けんぶちの魅力
実際に訪れた人たちの感想
北海道・剣淵町の「道の駅 絵本の里けんぶち」には、ゆったりとした空気と、心を癒すようなやさしさがあります。
初めて立ち寄った人も、何度も訪れている人も、それぞれに感じたことをSNSやレビューに残しています。
「絵本が自由に読めて、ついつい長居してしまった」「子どもが夢中で絵本をめくっていた」という声のほか、
「ご当地カレーやパンがとにかくおいしい」「スタッフの方が親切で気持ちよく過ごせた」など、食や人に対するあたたかな評価も多く見られます。
ドライブ途中にふらっと立ち寄ったつもりが、「また来たい」と思わせてくれる場所——
そんな感想が自然と集まっているようです。
良かったところ、ちょっと気になったところ
特に高く評価されているのは、静かで落ち着いた雰囲気と、設備の清潔さ。
絵本のあるスペースやトイレのきれいさに驚く人も多く、家族連れやシニア層からも安心して過ごせるとの声が寄せられています。
食事面でも、地元産の食材を使ったメニューや、やさしい味わいのパンが好評。
「想像以上に本格的だった」「旅の途中でこんなおいしいものに出会えるとは」といった声も印象的です。
一方で、「レストランの営業時間が短めで間に合わなかった」「子どもが遊べるスペースがもう少しあるとうれしい」
などの要望も少なからず見受けられます。
とはいえ、これらは施設の性質というより、事前に把握しておくと快適になる“ちょっとした注意点”と言えそうです。
最近の傾向から見えてくること
ここ最近の口コミでは、「にぎやかすぎない、静かに過ごせる道の駅」として注目されている様子が感じられます。
時間に追われず、ふらっと立ち寄って絵本をめくったり、ソフトクリームを食べながらひと息ついたり——
そんな過ごし方に惹かれる人が増えているようです。
また、キヌアパンや地元野菜などの「ちょっと特別なおみやげ」を目当てに訪れる人も少なくなく、
近年は“買う楽しみ”を目的にした立ち寄りも増えているようです。
Instagramなどでは、パンやカレーの写真、絵本スペースの様子なども多く投稿されており、
そのやわらかい雰囲気に惹かれて訪れる人が後を絶ちません。
おわりに|声から伝わる、やさしさのある場所
「道の駅 絵本の里けんぶち」に寄せられたクチコミを読み進めていくと、
多くの人が「また来たい」と感じている理由が伝わってきます。
それは、絵本のある静かな空間だったり、食べもののやさしい味だったり、スタッフのちょっとした気づかいだったり。
目立ちすぎず、でも確かに心に残る——そんな空間がここにはあります。
もし訪れる機会があれば、ぜひあなた自身の「感想」を見つけてみてください。
そのひとつひとつが、この場所の魅力をそっと広げていくのかもしれません。
道の駅から広がる旅の楽しみ|けんぶち周辺で出会える場所たち
のんびり旅にぴったり、剣淵町の見どころ
道の駅「絵本の里けんぶち」に立ち寄ったら、そのまま帰ってしまうのは少しもったいないかもしれません。
せっかくなら、町のなかをもう少し歩いてみるのもおすすめです。
たとえば、町の静かな丘の上にある絵本の館。
国内外の絵本がずらりと並び、親子連れはもちろん、大人の心にもそっと寄り添ってくれる場所です。
もうひとつの癒しスポットがビバアルパカ牧場。
のんびりと草を食むアルパカたちと触れ合えば、思わず頬がゆるみます。
時間がゆっくり流れるような、そんな体験が待っています。
旭川までちょっと足をのばして
車で1時間ほど走れば、活気ある旭川市にもアクセスできます。
人気の旭山動物園は、動物たちの自然な動きが間近で見られることで有名。
子どもから大人まで、何度訪れても新しい発見があります。
また、地元の味が楽しめる旭川ラーメンや、カフェ・雑貨の並ぶ駅前エリアも見どころのひとつ。
四季折々の風景が広がる美瑛・富良野方面へ向かう途中に立ち寄るのもおすすめです。
もう一つ寄ってみたい、道北の道の駅たち
ドライブがてら、周辺の道の駅を巡ってみるのもいい時間の使い方です。
それぞれに地域らしさが詰まっていて、ひとつひとつ違った魅力があります。
名寄の「もち米の里」では、地元のもち米を使った素朴なおやつが人気。
美瑛の「丘のくら」は、景色を楽しみながらのんびり過ごせる場所ですし、
当麻の道の駅では、野菜直売所や温泉施設でゆっくり一息つけます。
どこも特別感はないけれど、その土地らしさがにじみ出ていて、気づけばちょっと立ち寄ってよかったな、と思える場所ばかりです。
おわりに|道の駅からはじまる、静かな旅
「絵本の里けんぶち」を出発点に、北のまちを巡る旅。
静かでやさしい時間が、道中のあちこちに点在しています。
にぎやかな観光地とはまた違う、“穏やかさを楽しむ旅”。
そんなペースで進んでみるのも、きっと心に残る一日になるはずです。
道の駅を訪れる際の注意点|絵本の里けんぶちを快適に楽しむために
混雑時の訪問のコツ
「道の駅 絵本の里けんぶち」は、地元の方にも観光客にも人気のスポット。
特に夏休みや連休、週末のお昼前後は、駐車場やレストランが混み合う傾向があります。
できるだけゆっくり過ごしたい方には、朝9時〜10時ごろの早めの時間帯か、
午後2時以降の少し落ち着いた時間がおすすめです。
レストランでの食事を予定している方は、ラストオーダー(14:30)に注意しつつ、早めのランチを心がけると安心です。
また、人気のベーカリー商品や地元野菜は午前中に売り切れてしまうこともあるため、
お目当てがある場合は早めの到着を。
おすすめの訪問時期
季節によって町の表情ががらりと変わる剣淵では、春〜秋が特におすすめの時期です。
– 春(4〜5月):山菜や新じゃがなど、地元の旬が並ぶ季節。まだ人が少なく、のんびり過ごせます。
– 夏(6〜8月):絵本の館や牧場もにぎわうハイシーズン。ドライブや家族連れの立ち寄りにもぴったり。
– 秋(9〜10月):紅葉と秋野菜が魅力。収穫祭などのイベントが開かれることも。
冬季(11〜3月)は雪景色が美しい反面、道路状況に注意が必要です。
除雪はされていますが、スタッドレスタイヤや防寒対策は万全にしておきましょう。
荷物保管や持ち物アイデア
道の駅では大きな荷物を持ったまま館内を歩き回るのは少し不便なことも。
車で訪れる場合は荷物を車内に保管するのが基本ですが、貴重品の管理にはご注意を。
徒歩や公共交通で訪れる方は、小さめのリュックやショルダーバッグなど、両手が自由になるスタイルがおすすめです。
絵本を読んだり、買い物をしたりと、意外と動く場面が多いため、両手が空いていると快適に過ごせます。
また、マイエコバッグがあるとお土産や地元野菜の購入にも便利。
ちょっとしたレジャーシートやブランケットがあれば、天気のいい日に外のベンチでピクニック気分も味わえます。
まとめ|気持ちのよい時間を過ごすために、ちょっとだけ準備を
道の駅「絵本の里けんぶち」は、ふらっと立ち寄れる気軽さが魅力の場所。
だからこそ、ほんの少しの工夫で、その時間がもっと心地よくなります。
混雑を避けた時間選びや、気候に合った服装、持ち物の準備。
どれも難しいことではありませんが、そのひと手間が旅の満足度をぐっと高めてくれます。
やさしい空気が流れるこの場所で、心をゆるめて過ごすために——。
自分なりの「快適な訪れ方」を、ぜひ見つけてみてください。