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皮膚の機能

紫外線、気温の変化、細菌、化学物質など、
私たちは絶えず目に見えない刺激に取り囲まれています。

 

皮膚はそれから、体を防御(バリア)する機能を担っています。

 

単に外からの刺激を跳ね返す壁というだけでなく、
免疫機能を持つ、臓器として、その重要性があります。

保護作用

汗を皮脂を分泌させて、天然クリームを作り、ベールのように皮膚を包んで、
細菌などから守ったり、皮膚の乾燥を防いでいます。

体温調節作用

暑いときは、汗を分泌させて体を冷やし、
寒いときは、ギュッと収縮して体温を逃がさないようにします。

知覚作用

暑い、寒い、痛い、かゆい、圧迫された、
といった刺激を知覚し、これらの刺激を脊髄や脳の中枢に伝えます。

肌にとって重要な皮脂の分泌

皮脂を分泌され過ぎた肌は、脂っぽいと敬遠されがちですが、皮膚の乾燥を防ぐうえでも、
皮脂膜を弱酸性に保って細菌を防ぐためにも、皮脂はある程度必要なものです。

 

皮脂の分泌量は、男女、年齢によっても変わり、それが肌の状態にも反映されます。

皮脂量のピーク

皮脂は、男女とも10〜14歳ころの成長期に分泌量が増え始め、
15〜25歳ころまでのピークを迎えます。

女性の減少期

女性は36〜45歳ころ(多くは40歳代の閉経期)から分泌量が減り始め、
70歳を過ぎるころには5〜9歳と同じ程度になります。

男性の減少期

男性の場合はピークの状態が長く、
減り始めるのは女性よりかなり遅い56〜65歳ころ。

 

それから年を取るごとに減少していき、
70歳を過ぎるころには、10〜14歳ころの分泌量になります。

皮膚は巨大な臓器

臓器とは、特定の機能を持つ体の器官のこと。

 

臓器というと、心臓や肝臓が思い浮かびますが、体中を覆う、
皮膚はそれらのどれよりも巨大な臓器で、この働きは大きな影響力を持っています。

 

皮膚の1センチ四方には、約2000万個もの常在菌がいるといわれますが、常在菌は皮脂を
エサにして脂肪酸を作り出し、肌を常在菌以外の細菌が付きにくく増殖しにくく弱酸性にしています。

 

肌全体が弱酸性に保たれることによって、有害な菌の侵入を防いでいます。

 

また、皮膚自体がある種の免疫物質を作り出し、侵入してきた異物に対して
積極的に反応するという免疫機能も、皮膚の大切な働きです。

皮膚トラブルの原因はバリア機能の低下

冬の乾燥した時期になると、肌がかゆくなることが多くなります。

 

肌の乾燥により、バリア機能が低下しているためです。
正常な肌とバリア機能が低下した肌の違いとは。

 

健康は皮膚では、角質細胞がレンガのようにきちんと並んでいて、
その間に細胞間脂質がぎっちり詰まっています。

 

細胞間脂質は、約50%がセラミド、残りの30%がコレステロール、20%が脂肪酸で、
これらが交互に層を形成し、その間に水分が貯えられています。

 

ラメラ構造と呼ばれ、肌の水分を保つための重要な役割を果たします。

 

角質細胞は、ケラチンというたんぱく質でできていて、その中のNMF(天然保湿因子)が
水の分子を引き寄せ、水分保持を補強しています。

 

さらに皮脂膜が、皮膚の表面を覆い、皮膚内部の水分蒸散を防いだり、
外界の刺激から、皮膚を保護しています。

 

これが皮膚のバリア機能。
皮脂膜がしっかりできないと、皮膚表面の乾燥が進み、角質が荒れやすくなります。

天然保湿因子(NMF)

皮膚が作り出す水溶性のアミノ酸、塩類など。
ナチュラル・モイスチャージング・ファクターといわえれ、水分をつかまえて離しません。

水分と脂分の保持

いったんバリア機能が低下すると、内部の水分、脂分が外に出ていって、
さらにバリア機能低下を招く悪循環に陥ります。

 

バリアが弱まると外界からの異物、刺激物が侵入しやすくなり、皮膚にトラブルが起きやすくなります。

皮膚のバリア機能を低下させる要因はさまざま

皮膚を健康に保つためには、皮膚を刺激する原因を取り除くだけなく、
心や体の健康にも十分気を配ってください。

バリア機能が低下した皮膚

表皮のバリアが低下し、細胞間脂質が減少しているため、水分が逃げ、
皮脂や細胞間脂質の隙間から有害物質が入りやすくなっています。

正常な皮膚

皮脂が皮膚を保護し、また角質細胞がきちんと並び、その間をセラミドなどの
細胞間脂質がきっちり埋めているラメラ構造によって、水分が逃げない、有害物質が浸入できません

皮膚のバリア機能を低下させる原因

皮膚の傷や炎症

ケガや炎症を起こした部分から皮脂の分泌量や水分量のバランスが崩れ、
皮膚のほかの部分にも影響を与えます。

紫外線

紫外線を浴びすぎると、皮膚のメラトニン色素が対応しきれず、
トラブルが起こりやすくなります。

湿度・温度

皮膚にとって乾燥は大敵、冬は、寒さと乾燥のために
皮脂の分泌量が減り、水分が失われます。

石けんや洗剤の刺激

刺激の強い石けんや、洗濯時のすすぎ不足で衣類に残った洗剤が、
肌を刺激し、バリア機能を低下します。

細胞間脂質(セラミド)の減少

加齢などによっても細胞間脂質が減少すると、水分保持が不十分に、
お風呂の入りすぎや荒い過ぎもよくありません。

ストレスや生活リズムの乱れ

過労や睡眠不足など内的な要因が、新陳代謝やホルモンの
バランスが崩れ、肌の状態にも影響を与えます。

 

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