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体に害を与えるのは、酸素が変身したもの

空気すなわち酸素を吸わなければ生きていけませんが、
この酸素が酸化や老化の原因になっています。

 

空気中から呼吸を通して取り入れている酸素は、たやすく性質の異なる反応性に富んだ、
活性酸素という物質に変身します。この活性酸素が、私たちの体を酸化させる元凶です。

 

体の細胞が酸化するということは、皮膚も血管、
各種の臓器を構成しているそれぞれの組織が酸化します。

 

活性酸素による酸化は、細胞レベルで起こり、
老化やがん、動脈硬化などの生活習慣病(成人病)を引き起こします。

 

体は約60兆個の細胞で、成り立っていますがその細胞の壁(細胞膜)の主な材料の一つが、
不飽和脂肪酸といわれる物質です。

 

これは日常使っている天ぷら油と同じ性質があり、酸化しやすいです。

 

熱で酸化した油は、不飽和脂肪酸が活性酸素によって、
過酸化脂質に変わったもので、同じことが体の中の細胞で起こると考えてください。

 

一方、私たちの体の細胞は、熱ではなくエネルギーの生成段階での
化学変化(発生する活性酸素)によって酸化します。

 

酸素は血液によって体中に運ばれ、そこでエネルギーとして使われるので、
細胞の酸化は避けられません。

動脈硬化は活性酸素が原因

動脈硬化は全身的な血流障害ですが、心臓では心筋梗塞や狭心症を、
脳では脳梗塞や脳出血などを引き起こす原因となります。

善玉コレステロール・悪玉コレステロール

動脈硬化というのは、血管の壁が肥厚して硬くなり、動脈の内腔を狭くすることをいい、
この過程で、コレステロールが深く関わっています。

 

コレステロールは脂肪ですから、そのままでは血液中には溶けませんが、
リポたんぱくの形で血液中に存在しています。

 

リポたんぱくのうち、LDL(低比重リポたんぱく)が動脈硬化を起こし、
HDL(高比重リポたんぱく)が動脈硬化を防ぎます。

 

LDLは悪玉コレステロール、HDLは善玉コレステロール。
コレステロールとは、肝臓で合成される生体内に広く分布する脂肪で、血清脂質の一つです。

 

細胞膜の構成成分であり、胆汁、ステロイドホルモン、ビタミンDの前駆体としても重要です。

 

コレステロールの約8割は体内で合成されますが、
残りは私たちが摂取する食べ物かた体内に摂り込まれます。

 

コレステロールと中性脂肪はそのままでは血液には溶けませんので、若干水に溶ける
性質を持つリン脂質とたんぱく質に包まれて、リポたんぱくという形で全身に運ばれます。

 

このリポたんぱくとは、構成成分の組成の違いによって、カイロミクロン、
VLDL(超低比重リポたんぱく)、IDL(中間比重リポたんぱく)、
LDL(低比重リポたんぱく)、HDL(高比重リポたんぱく)に分けられます。

動脈硬化の元凶は活性酸素

血管内の余分なLDLが活性酸素に攻撃されて変性LDLとなり、
これをマクロファージが異物として摂り込み、やがてマクロファージが
膨れ広がり泡沫細胞となり、動脈硬化が起こります。

動脈硬化には3つのタイプがある

動脈硬化は、動脈の壁が硬くなることで、血管の壁が厚くなり、血管そのものの弾力性がなくなり、
血管の内腔が狭くなって、血管がもろくなります。

 

動脈硬化には、硬化が起こる場所によって3つのタイプがあります。

 

粥状じゅくじょう硬化

胸部大動脈や冠動脈などの大型・中型の動脈に起こり、血管にこぶ(アテローム)を作ります。
このタイプの硬化をアテローム硬化といいます。

 

心筋梗塞や脳梗塞を起こす動脈硬化はこのタイプです。

 

心臓病や脳の病気を引き起こす動脈硬化は、主に胸部大動脈などの
大型動脈や冠動脈などの中型動脈において、粥のような柔らかい細胞が血管壁に
溜まってその動脈が硬化して、内腔を狭めていく状態を、粥状硬化(アテローム)といいます。

 

中膜硬化

中型・小型の動脈に硬化が起こり、動脈の石灰化が起こります。
このタイプでは、動脈の内腔が狭くなることは少ないようです。

 

細動脈硬化・小動脈硬化

脳や腎臓の中型・小型の動脈や細動脈に起こり、高血圧との関係が深い動脈硬化です。
細小動脈硬化ともいいます。

 

本来、血液中のLDLは、LDL受容体により、細胞内に取り込まれ、
細胞を構成する成分となったり、エネルギーとして使われます。

 

血液中にLDLが増えると、LDL受容体がそれを細胞内に収容しきれなくなり、
余分なLDLは血管の一番内側の内皮細胞の隙間から内膜に入り込みます。

 

このLDLが活性酸素によって酸化され、変性LDLとなり、各組織の細胞で
構成成分になったり、エネルギーに変換されることができなくなります。

 

そして、生体にとって異物となったこの変性LDLを、マクロファージが自分自身の中に
どんどん取り込んでいき、これを処理できれば問題ありませんが、
この取り込みには制限がないので、変性LDLは、どんどん溜まっていきます。

 

すると、マクロファージ自身が変性化して、脂肪(過酸化脂質)で、
ギラギラして膨れ上がった泡沫細胞となります。

 

そして、やがてパンパンに腫れ上がり、血管の内膜を持ち上げます。

 

このようにして、泡沫細胞は増えつづけ、やがてパンクしてしまい、
内膜との間はコレステロールや泡沫細胞の死骸でドロドロとなります。

 

この状態になると、血管壁はもろくなり、血管そのものも弾力性を失って硬くなります。
これが心筋梗塞や脳卒中のもととなる、アテローム動脈硬化といわれる動脈硬化です。

 

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