菜の花は、春が近づくと一番美味しい時期を迎える野菜で、特有のほろ苦さと爽やかな香りが特徴。
「菜の花」というのはアブラナ科の植物の一部で、花のつぼみや若い茎、葉のことを指します。
この科には、大根やブロッコリー、キャベツ、かぶなどが含まれており、これらの花も菜の花と呼ばれることがあります。
菜の花には、食用だけでなく、見た目を楽しむための品種や、油を取るための品種もあります。
菜の花の旬は1月から3月までです。
良い菜の花を選ぶコツは、つぼみがしっかりとしていて茎や葉が柔らかいものを選ぶことです。
開花していないものが一番美味しいため、新鮮で水分が多く含まれていて、葉や茎が鮮やかでパリッとしたものがおすすめです。
保存方法としては、菜の花を束ねているテープを取り除き、湿らせた新聞紙やキッチンペーパーで包んでからビニール袋に入れ、冷蔵庫で保管します。
これで2〜3日は鮮度を保つことができますが、花が咲き始めると味と食感が落ちるので早めに食べましょう。
水につけて保存する方法では、根元を約1cm切り落とし、少量の水を入れたグラスに入れてポリ袋をかぶせ、輪ゴムで固定します。
水は3日おきに替えると、5〜7日間は新鮮な状態が保てます。
冷凍保存する場合は、菜の花を水に5分程度浸してから水分を拭き取り、小分けにしてラップに包み、冷凍保存袋に入れます。
この方法なら必要な時に必要な量だけ取り出して使え、
凍ったままでも調理が可能です。
炒め物や自然解凍してのおひたしにも向いています。
【レシピ】菜の花とかまぼこの酢味噌和え(2人分)
菜の花半束を3等分に切り、茎は1分、葉とつぼみは30秒茹でてから冷水で冷やします。
水気を切った菜の花を、一口大に切ったかまぼこと一緒に盛り付け、大さじ1の味噌とすし酢を混ぜ合わせたタレで和えれば完成です。
料理のコツ サッと茹でるのがポイント
菜の花は長く茹でると栄養が流れ出てしまうので注意が必要です。
ほうれん草と違ってアクが少ないので、短時間でサッと茹でるだけで大丈夫です。
油と一緒に菜の花を調理すると、体内での栄養吸収が良くなります。
炒め物などにするとおすすめです。
魚や肉とも相性バッチリ
菜の花は魚や肉と合わせて食べると、さらに栄養が吸収されやすくなります。
健康的な食事を心がけるなら、これらの食材と一緒にメニューに加えてみてください。
保存方法
菜の花はキッチンペーパーで包んでから冷蔵庫で保存すると、乾燥を防ぎながら鮮度を保つことができます。この小さな工夫で、菜の花を新鮮な状態で長く楽しむことができます。
トマトの旬は6月から9月
トマトを選ぶときのコツは、ヘタが緑色で、皮にハリがありずっしりと重いものを選ぶことです。
ヘタの周りに放射状の筋があると、果実がより充実している証拠です。
また、トマトの種の周りのゼリー状の部分は栄養が豊富なので、食べると良いでしょう。
トマトの魅力は品種の多さとその味わいです。
市場でも非常に人気のあるトマトは、品種によって色や大きさ、味が異なります。
ピンク系のトマトは皮が薄く、酸味が少ないため生で食べるのに適しています。
特に日本では「桃太郎」という品種が好まれています。
赤系のトマトは皮が少し厚く、加熱することで味が濃くなるため、調理用やケチャップ、トマト缶の加工に向いています。
トマトには、昆布と同じくらいの旨味成分が含まれており、特に種の周りのゼリー部分はその成分が豊富です。
この部分を利用すると、トマトソースの味がぐっと良くなります。
さらに、赤だけでなく、黄色や緑、紫など様々な色のトマトもあり、
その多様性が楽しめます。
キッチンペーパーで包んで野菜室で保管 7〜10日
新鮮な野菜を長持ちさせるために、一つ一つをキッチンペーパーで包んでからポリ袋に入れ、冷蔵庫で保存します。
野菜のヘタを下にして置くと良いでしょう。この方法はミディトマトの保存にも使えます。
ミディトマトの特長
ミディトマトは、大きなトマトと小さなトマトの良いところを合わせ持つ中サイズのトマトです。
甘くて果肉が多いのが特徴で、熟すと美しい赤色になります。
冷凍保存方法 2ヶ月
トマトを丸ごとラップで包み、冷凍保存袋に入れて冷凍庫に保管します。
解凍時には室温に少し置いてから切ると、冷凍のままでも簡単に切れますし、水で洗うと皮がすぐに剥けます。
電子レンジで簡単トマト蒸し(1人分)
トマト1個の底に十字の切り込みを入れて、その面を上にして耐熱皿に置きます。
ラップをかけて、電子レンジで2〜3分加熱するだけ。
加熱後にバター5グラムと適量の醤油をかければ、簡単においしい一品が完成します。
ミニトマト 旬は6月から9月
選び方のコツは、ヘタが緑色でしっかりしていて、果実に艶があるものを選ぶことです。
色々な色の品種がありますが、特に赤いトマトがおすすめです。
水に浸して保存する方法 野菜室・冷蔵室で7日
保存容器にトマトをヘタ付きのまま入れて水を足し、トマトが浮くくらいにします。
これで重みによる潰れを防げます。水は3日ごとに新しいものに交換すると良いです。
冷凍保存方法 2ヶ月
ヘタを取り除いたトマトを冷凍用保存袋に入れて冷凍します。
解凍時に水で洗うと、皮が簡単に剥けるため、マリネや煮込み料理に使いやすくなります。
ミニトマトを活用した料理
ミニトマトはそのままサラダに使うのはもちろん、グリルや煮込み、パスタや肉、魚料理のソース作りにもぴったりです。しっかりとした旨みが料理の味を引き立てます。
ミニトマトを使った簡単ペンネパスタの作り方(2人分)
このレシピで作るフレッシュなトマトソースは、ミニトマトの自然な味わいが楽しめ、余ったら冷凍保存も可能です。忙しい日のために作り置きしておくと便利ですよ。
必要な材料:
ミニトマト2パック(約400g)
にんにく1片(つぶして使う)
生バジル1枝
ペンネまたは好みの太めのスパゲッティ160〜200g
パルメザンチーズ25g(すりおろす)
塩大さじ2
エクストラバージンオリーブ油大さじ3
準備と茹で方:
ペンネを茹でる際は、ソースと同時に完成するようにタイミングを計りましょう。
作り方:
1.ミニトマトのヘタを取り除きます。
2.2リットルの水を沸かし、塩を加えた後ペンネを茹でます。
(袋に書いてある時間より2〜3分短めに)
3.中火で鍋にオリーブ油とにんにくを加え、にんにくが軽く色づいたら
ミニトマトとバジルを加え、蓋をして弱火で5〜6分蒸し煮にします。
4.蓋を開けて、木べらでトマトを軽くつぶしながら、ソースがトロリとするまで煮詰めます。
バジルとにんにくは取り出してください。
5.茹で上がったペンネの水を切り、ソースに加えて弱火でざっと混ぜ合わせます。
火を止め、パルメザンチーズを加えて全体をよく混ぜ合わせた後、器に盛り付けます。
チーズを加えた後はよく混ぜて、パスタ全体に均等に絡ませることがポイントです。
このレシピで使う「フルーツトマト」とは、特定の品種名ではなく、
糖度が高く育てられたトマトの総称です。
冬から春にかけてゆっくり成長するため、この時期に多く出荷されます。