食中毒とはどんな病気

原因物質がはっきりしているのが食中毒

食中毒とは、毒素など有害物質の混じった食品を食べることによって起こります。

 

食あたりと違うのは、病気を起こす原因がはっきりしており、毒素の種類によって症状も違うことです。

 

食中毒は、細菌性によるもの、自然毒によるもの、化学物質によるものの3つに大別されます。

 

原因としては、細菌性のものが8割ともっとも多く、中でも腸炎ビブリオとサルモネラ菌の2種によるものが目立って多いのが現状です。

 

集団食中毒で知られるO-157も細菌の一種です。
自然毒としては、きのこやふぐなど、化学物質としては食品店化物、農薬などがあります。

 

腸炎ビブリオは、あじ、かれい、いか、いわし、たいら貝などに付着して繁殖する菌で、これらの食品の生食が中毒が原因となります。

 

夏に多く発生し、上腹部の痛みと不快感が現われ、続いて嘔吐、下痢、発熱などが起こります。
下痢は水様便ですが、しなしば血液や粘液が混じることがあります。

 

サルモネラ菌は、自然界に広く分布している菌で、原因となる食品は卵や肉類、その加工品などです。

 

鶏卵によるサルモネラ汚染、多発するのは5〜10月で、8月がピーク、発熱、嘔吐、下痢、腹痛などが、主な症状です。

 

いずれも症状が起こったら、腹部や手足を温め、白湯や水分をこまめに補給します。

 

最初の24時間で症状が軽くなるので、この間は、絶食し、重湯から徐々に普通の食事に戻していき、1週間程度で治ります。

 

自然毒のきのこやふぐなどの症状はさまざまで、死に至る場合もあります。

 

黄色ブドウ球菌

人間にも常在する菌。毒素を放出する毒素は過熱しても中毒を起こします。
食品中に大量発生していなければ、発生しません。

食中毒を防ぐポイント

家庭でも多く発生している細菌性食中毒を防ぐ

食中毒の中でももっとも多い細菌性中毒は、家庭で多く発生しています。

 

時期は、気温が高くなる7〜10月に集中し、小・中学生の発生件数が高く、家庭での発生件数は、飲食店に次いで第2位です。

 

家庭で発生した場合は、保健所などへの届出がないため、実際には一番多いとも言われています。
キッチンの衛生を見直してみる必要があります。

細菌性食中毒の予防には3原則

第1は、菌をつけないこと。手や食品、調理器具をよく洗うことです。

 

腸炎ビブリオ菌で起こる食品中毒は、魚介類を食べたときに起こるだけでなく、魚介類を調理した包丁やまな板が汚染され、他の食品に付着して起こる場合もあります。

 

第2は、菌を増やさないこと。買ってきたものはなるべく、早く食べるようにし、保存状態に気を配ることです。

 

肉や魚といった生ものは、買ってきたらすぐに冷蔵し、とくに夏は単時間でも室温に放置しないように。

 

冷蔵庫や冷凍庫を過信しないで、長く保存するのも危険です。
家庭で冷凍した食品は、市販の冷凍食品より長持ちしません。

 

第3は、菌を殺すこと。食品はよく加熱し、生ものを使った調理器具はよく洗い、加熱殺菌するか、まな板やふきんなどは天日干ししてください。

 

最近は、キッチンもインテリアに凝り、見た目がきれいであることを重視する傾向で、きれいに見えることと、清潔とは違います。

 

キッチンをきれいに整えるのと同じに、清潔に気を配ることが大切です。

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