毛髪とホルモン

頭の上部と側頭部に生える髪の毛では

別々のホルモンの作用を受けています

発毛に影響を及ぼすホルモンに、アンドロゲンという男性ホルモンとエストロゲンという女性ホルモンがあります。

 

女性の薄毛

 

毛髪とホルモン

 

男性ホルモンのアンドロゲンという物質は、側頭部の発毛に影響を与えています。

 

ほかに、ヒゲやわき毛、胸毛などもこの男性ホルモンの影響を受けています。
女性ホルモンのエストロゲンは、頭頂部に丸く広く作用しているのです。

 

両方のホルモンのアンドロゲンの分泌が過剰になると、トラブルが起きます。

 

女性ホルモンの作用によっている頭の上部部分にアンドロゲンが分泌しすぎるとそこからハゲていくのです。女性は、もともと女性ホルモンが強くありますから、ハゲにくいわけです

 

男性でも20歳以下の人にハゲが少ないのは、性腺ホルモンの分泌がまだ確率されていないからです。

 

10代の男性や若い女性にもハゲや薄毛が増加しています。
ホルモンのバランスが崩れているため、原因として考えられるのがストレスなどです。

ストレスは頭皮に悪い

精神的なストレスは、いろいろな自律神経失調症を引き起こしますが、頭皮にも影響を及ぼします。

 

ストレスは頭皮に悪い

 

ストレスに自律神経が反応して、頭皮の血管が収縮します。
毛根に運ばれる血流の量が減り、栄養が届かなくなるわけで、食生活も頭髪には大きな関係があります。

 

欧米式により肉食が中心の食事は、脂肪酸が血液に付着して血流をつまらせ、動脈硬化や高血圧などの病気の原因になり髪の毛にとっても大敵。

 

栄養バランスが崩れると、皮脂腺が分泌する皮脂が過剰になり、毛穴をふさぎます。
そうすると炎症や吹き出物の原因になり、抜け毛が増えてきます。

 

不潔にしていると、空気中の雑菌が髪や地肌につき、湿疹の原因になります。

 

シャンプーあと、ドライヤーはいけないと濡れたままにしていると、頭皮は後頭部の脳下垂体を冷やします。ホルモンの分泌に悪影響を及ぼします。

 

体温を下げ血流が悪くなり薄毛や脱毛症となって現れるのです。

 

数少ない髪の毛がかわいいあまり、目に見えている部分を大切にしても、あまり大きな意味はないと言えます。

 

重要視しなければいけないのは、頭皮内部にうもれている毛根部です。

 

髪の毛は角質化した組織で内部には血液も神経も通っていないので、毛幹として出てくる髪自体は、すでに死んだ細胞です。

男性ホルモン

髪自体は生命活動を行なっていないのです。

 

男性ホルモン

 

毛根内の毛母細胞は、毛の根本の部分で毛細血管から「毛乳頭」で栄養を受け取り、髪の毛の細胞をつくっている唯一の生きた細胞です。

 

これが盛んに分裂することによって、髪が伸びていきます。
脱毛しても、いずれ生えてくるのが髪の毛。

 

しかし、生えはじめたとたん抜けてしまう、そういう毛が少しずつ増えてくれば、たとえ毛の本数は同じでも、ハゲや薄毛への道を進んでいることになります。

 

脱毛した後の毛穴で、新しい髪の毛をつくる準備が始まります。
血管からの栄養を十分に受け取った毛母細胞は盛んに分裂をくり返します。

 

新しい毛はまだまだ頭皮内部に発したばかりです。
頭皮から出たとしてもしばらくの間は肉眼では見えないほど細く透明な「産毛」です。

 

産毛段階で、なんらかのコントロールミスによってすべての髪の毛が抜け落ちてしまうのであれば、見た目は完全なツルツルに見えるでしょう。

 

しかし、毛穴では髪の毛はどんどん作られているのです。

男性ホルモンのテストステロン

男性型脱毛症の原因は、男性ホルモンの過剰分泌と考えられてます。

 

しかし、男性ホルモンが脱毛を引き起こすメハニズムはまだ、はっきりわかっていないのが実状です。

 

ホルモンは脳下垂体、副腎、睾丸、卵巣などの臓器でつくられ、血液中に分泌されます。

 

血液循環とともに体内を巡っていき、さまざまな部位や局面で成長や代謝などの働きをコントロールします。テストステロンも、血液に混入して体内を巡回しています。

 

テストステロン

毛乳頭細胞にやってくると、細胞内にある5α-リダクターゼという酵素に出会います。

 

するとテストステロンは活性化され、ジヒドロ・テストステロン(DHT)という物質に変わります。DHTは細胞内で核に侵入し、そこでRNAを介してさまざまなタンパク質を作ります。

 

このタンパク質が、ヒゲの発生や成長を活発にさせるスイッチを入れるのです。
思春期の少年は、突然ヒゲが濃くなります。

 

活性化した男性ホルモン

DHTが増えるためです。一方で、髪の毛では脱毛に働くわけです。

 

テストステロンは髪の毛においても、成長因子をつくって髪の成長に働いています。
活性型男性ホルモン(DHT)というのは、頭皮のヘアサイクルに大きく関わっています。

 

男性ホルモンは脱毛ばかりではなく、抜けた後の毛穴で新しい毛を発生させ、それを成長させるという、重要な仕事もしています。

 

それがある時期からなぜか急激に転換して、ヘアサイクルを無視して無制限に脱毛のほうに働くようになります。

 

結果として髪が薄くなり、ハゲてくる、しかしヒゲはそのような転換が起こりません。
これが、現代の科学でも解くことのできない謎です。

 

髪が抜けるということ自体は、決して病的な異常ではありません。
むしろ髪は抜けるようにプログラムされているのです。

 

毎日のように風呂に入ってもアカが出てくるのは、皮膚の細胞が新しいものと入れ代わっている証拠です。髪の毛も同様です。

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