ホルモンと血糖量

空腹・満腹とは

血糖量は決める空腹感

食欲について、お腹が空いた、とか、お腹がいっぱいなど、と表現をします。

 

そのため胃が空いたになると食欲がわき、満杯になると食欲が満たされると思いがちですが、実際の空腹・満腹感は胃とあまり関係がありません。

 

食欲を左右する最大の理由は、血液中の糖分量。
体内に入った食べ物は、胃、小腸で消化・吸収され、肝臓に送られてブドウ糖(血糖)になり、エネルギー源として血液中に供給されます。

 

血液中のブドウ糖は体のすみずみでエネルギーとして消費されます。
余ったブドウ糖はグリコーゲンとして肝臓に蓄えられています。

 

血液中のブドウ糖の量が減ると、肝臓から供給されますが、蓄えられたブドウ糖には限りがあるので、脳にある視床下部の摂食中枢(空腹中枢)が刺激され、食欲がわいてきます

 

食物を摂ると、また血糖量が増えるので、満腹感を感じて食欲が止まります。

 

甘いものは糖分量が多いため、体内での消化・吸収が早く、食べた後、アッという間に血糖量が増えます。

 

血糖量が急上昇すると、ブドウ糖の消化に関わるインシュリンというホルモンが大量に分泌されるので、消化されるスピードも速く、すぐに空腹感が感じてきます。

 

アルコールも血糖が増えやすいので、飲み終わると急激に血糖が減って空腹感が襲って、お酒の後にはラーメンなどを食べてしまいがちですが、これは一般的なもので、しばらく我慢していると血糖値が普通に戻って収まります。

 

腹持ちがよい、悪い、というのは、血糖量を急上昇させる食品はお腹が空きやすくて腹持ちが悪く、たんぱく質や脂肪のように血糖量が緩やかに上昇する食品は腹持ちがよい。

ホルモンと血糖量 ホルモンの働き

グリカゴンとは、肝臓に蓄えられたグリコーゲンを分解し、ブドウ糖にして血液に供給する。
インスリンとは、肝臓で糖が作られるのを制御し、グリコーゲンの合成を促進する。

血液中のブドウ糖が細胞内に取り込まれるのを促進する。

バランスよく、豊にしたい食生活

食べ物の好き嫌いができる原因の1つは、親の嗜好や食習慣で、自然と食卓にも乗りませんし、親がまずいと思っていると、子どもに伝わりまずいと先入観を植え付ける可能性もあります。

 

もう1つの原因は、子どもが持って生まれた好みやくせです。

 

好きな色や嫌いな色、好きな人や嫌いな人がいるように、食べ物にも好みが合って当然昔は、小学校などで好き嫌いをなくすよう厳しく指導をしていました。

 

今では、好き嫌いもその子どもの個性の1つというとらえ方で、無理やり食べさせたり、完全に無くすような指導をすることは少なくなっています。

 

食べ物が豊富にあるため、好き嫌いがあっても、多少であれば、それで栄養価が偏ることはありません。

 

牛乳が嫌いでも、それに変わるカルシウムやたんぱく質などを含む食べ物はいっぱあります。

 

ただし、食べられるものが少ないほどの極端な好き嫌いは、結果的に栄養バランスが悪くなるので、直していく必要はあります。

 

生涯に渡っての食生活を豊にするという観点では、好き嫌いはなるべく直した方がよいと考えられています。

好き嫌いの直し方

隠して食べさせるという方法がとられています。

 

隠すというのは、磨りつぶしてカレーのルウに加えたり、細かく刻んでハンバーグに混ぜたり、ぎょうざの具にして包む調理法です。

 

しかし、隠して食べさせても好き嫌いは直らないと反省から、嫌いなものでも、カレー味やケチャップ味などの味付けや調理に工夫し、きちんと姿を見せた上で、食べさせるという方法に変わってきています。

 

無理強いはよくなく、嫌いな記憶を結びつき、ますます嫌いになってしまう。

 

食べられないものもあり、アレルギーなどで体が受けつけないものは、絶対に無理強いしてはいけない。

 

楽しく食べることは、精神的に快いと、食べ物もおいしくなる。
調理に参加することで、食べ物に関心、興味を持ち受け入れやすくなる。

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