毛髪の老化と寿命
髪の毛が薄くなる
ふつうのヒトの頭には約10万本の毛髪
だけど毛髪の寿命は2〜7年ぐらいで、寿命がくると抜け落ちてしまいます。
頭髪総数10万本が平均5年で入れ替わるとすると、1日に約50本が抜ける計算になります
毛髪は皮膚の中に5ミリメートルぐらい埋まっており、これを毛包といいます。
毛包の先のところに毛乳頭と呼ばれる組織があります。
毛髪が抜けても毛乳頭が生きている限り、しばらくすると毛がまた生え始めてきます。
一般に年を取ると毛髪の数が減り、それとともに、男性では男性型脱毛症(はげ)が起こります。
ふつうは、両側の耳の穴と頭のてっぺんを通る線(頭頂線)に、額の両側のすみの生え際がどのくらい接近したかで決めるという、はげの定義があります。
どこからはげとするかは、3センチメートル、2センチメートルといわれますが、この1センチはげ人口に大きな差を生み出してしまう。
男性型脱毛症は、男性ホルモンと関係があることは分かっていても、詳しいしくみについてはわかりません。
骨は量が減ってもろくなる
骨量が減少し骨粗鬆症になる
年を取ると腰や背中に痛みを訴える人が増え、腰が曲がって後ろに丸く突き出したり、背が縮んでくる、さらに骨がもろくなって折れやすくなる。
脚のつけ根(大腿骨頚部)の骨折は、寝たきり老人を作る原因の一つです。
骨粗鬆症の患者さんの骨は、太さは変わりませんが、骨の量(単位体積当たりの骨の重さ)が減って、中がスカスカになっています。
実は、骨粗鬆症にかからなくても、誰でも年を取ると骨の量が減り、一般に骨の量は30才代がピークで、それから年齢とともに減っていきます。
骨の量がある値以下になると、骨粗鬆症という病名がつき、女性は男性に比べて骨粗鬆症になりやすいといわれています。
骨を作っている素材はコラーゲンとハイドロキシアパタイトです。
こられの骨の素材を作る細胞は骨芽細胞で、骨を壊すのは破骨細胞という細胞です。
この2種類の細胞がうまく働いて、骨をたえず作られる一方、壊されて、入れ替わっています。
しかし、年を取ると、この骨を作る速さと壊す速さのバランスが崩れてしまい、骨の中身が減り、骨粗鬆症になります。
バランスを崩す原因は、カルシウムの不足や女性ホルモンの減少があり、運動も骨の量に影響を与えています。
カルシウムと骨の関係
カルシウム不足が骨を弱くする
カルシウムは、からだの中で細胞のさまざまな活動に重要な関わりを持つ物質です。
そのためカルシウムは、血液の中にいつもほぼ一定の濃度に保たれて存在しています。
血液のカルシウムの貯蔵庫になっているのが骨です。
食物から摂るカルシウムが不足して、血液の中のカルシウムの濃度が低下すると、骨からカルシウムを取り出してきて補充をします。
また反対に、血液中のカルシウムの濃度が高くなると骨の中に蓄えられます。
1日に約300ミリグラムのカルシウムは、血液から尿や便の中に排泄されていきます。
これを補うためには、私たちは食物としてカルシウムを摂取する必要があります。
腸で体内に吸収されるのは、食べた分の50パーセント程度とされるので、1日約600ミリグラムのカルシウムを食べる必要があります。
腸においてカルシウムの吸収に重要な働きをするのがビタミンD3です。
ビタミンD3はそのままでは作用しないで、肝臓と腎臓で活性型に変化して効果を発揮します。
年を取ると、腎臓のビタミンD3が不足し、カルシウムを食べてもうまく吸収できません。
体の中のカルシウムが不足して、骨の分解が進行して、結果、骨粗鬆症が起こることになります。
女性は特に閉経後、骨粗鬆症になりやすいといわれ、閉経すると、卵巣の作る女性ホルモンの量が急激に減少していきます。
骨の形成と分解のバランスが崩れて、骨粗鬆症になると考えられます。
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